手仕事フォーラムblog

手仕事フォーラムのメンバーが、日々発見した事や物をお届けします
太田潤さんのチョイ飲みグラス

 

webshop「moyais」で購入した太田潤さんのグラスです。

届いた箱の中から取り出したら、サイズの確認不足で普通のガラスコップより一回り小さい。

ありゃ、やってまったー・・・

と思ったものの、実はこのサイズがなかなかよいのです。

 

ちょっとずつ、こまめな水分補給のためにも、

氷を一つポトンと入れて焼酎をちょっとだけいただくのにも、

赤ワインをちょっと飲むのにも。

キュッとコンパクトなサイズに柔らかなモールの陰影の美しさが際立ちます。

 

家族が寝静まってからの自由時間に。

moyais : http://www.moyais.com

| 指出有子 | つかう | 23:22 | - | - |
丹波・清水俊彦さんの工房へ

先日、丹波の清水俊彦さんの工房へお邪魔してきました。

丹波の「兵庫陶芸美術館」では、現在清水さんの師匠である

故・生田和孝さんをテーマとした企画展を開催しています。

http://www.mcart.jp/exhibition/e3005/

今回の丹波訪問の目的の一つでしたが、ちょうどタイミング悪く休館日。

 

清水さんの工房へお邪魔すると、

ちょうど鎬手(しのぎで)の皿の仕上げの最中でした。

手慣れた手つきでサッと仕上げていきます。熟練の技です。

清水さんに、生田さんの思い出話などを伺いました。

この「鎬手」、いまや丹波の多くの窯元が採り入れ、丹波定番の技法となりましたが、

もともとは生田さんが李朝の器を参考に採り入れたものです。

 

一番最初に鎬を採り入れた器はこれだったとか。

(今回の企画展でも展示されている物のようです)

「日本の手仕事をつなぐ旅」うつわ△任癲

生田さんと久野恵一の交流が記されており、非常に興味深いものです。

 

今回は残念ながら空振りに終わりましたが、

改めて展示を見に行こうと思います。

| 久野民樹 | いろいろ | 02:00 | - | - |
夏のインドごはん

立秋を過ぎても暑い日が続きますね。

日本のこの夏はインドより気温が高いそうです。

そのためか、身体が無性にスパイスを欲し、夏野菜でインド料理を作りました。

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メニューは冬瓜のカレー、オクラのスパイス焼き、長芋のサブジ(スパイス炒め)、きゅうりのラーエター(塩味のヨーグルトサラダ)、パニール(インドのカッテージチーズ)と晩柑のサラダ、チキンのスパイシーグリル 、ターメリックライス。

夏が旬のウリ科の野菜が身体をクールダウンすることは日本でも知られていますが、

インドでは、乳製品にも同様の性質があると考えられているそうです。

 

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温かいものは小鹿田焼の刷毛目皿に、サラダは太田潤さんのガラスのボウルに盛りつけて。

淡いスモーキーグリーンの小鹿田に、スパイスをまとい、少し色を染めたとりどりの野菜がよく合います。

太田さんのガラスボウルの中のサラダも涼しげです。

 

ラーエターというヨーグルトソースのようなサラダが入ったステンレスのうつわはカトリといって、

手仕事ではありませんが、インドの家庭や食堂で広く使われている食器です。

 

ちなみにインドでは、全てのお料理をお皿の中で混ぜて頂きます。それがマナーなのだそうです。

混ぜて美味しくなるような献立を考えるのがインドのお母さんたちの腕の見せどころ。

この日の献立も、まさかとお思いでしょうが、ごはんにカレーをかけ、さらにヨーグルトのサラダもたっぷりかけて混ぜていただきます。カレーに入れたトマトの酸味とヨーグルトの酸味が重層的にふくらみ、野菜の旨味、そしてスパイスの香りが口中に複雑に広がり、びっくりするほど美味しいんです。もしインド料理屋さんでお見かけの際には、ぜひお試し頂ければと思います。

スパイスとたっぷりの夏野菜で暑気払い、身体もシャキッと元気になった晩ごはんでした。

| 小神野彩子 | 食べる | 11:42 | - | - |
手仕事フォーラムHP「いただきます」を更新しました

手仕事フォーラムホームページ「いただきます」を更新しました。

今回は「紋カレイの煮付け」です。

ぜひご覧下さい。

 

http://teshigoto.jp/serial_report/itadaki/072.html

| 管理人 | お知らせ | 11:00 | - | - |
鳥取・若桜の旧市街

鳥取を訪れた折の帰り。

いつもであれば、鳥取から片側一車線でトンネル続きの鳥取道を一直線に南下し、

中国道に乗るところですが、今回は鳥取道が開通する前の主要道だったと思われる、

国道29号線・若桜街道を利用して兵庫県へ向かうことにしました。

 

鳥取から南下すると、八東川(はっとうがわ)にぶつかり、

山に囲まれつつもやや開けた川沿いを南東へ向かいます。

しばらくすると、鳥取県と兵庫県との県境に位置する若桜町に出ました。

 

ここは古くから交通の要衝だったようで、宿場町の雰囲気を色濃く残しています。

明治18年に大火があり、それまでの街並みはほぼ失われてしまったようですが、

その後に建てられた寺社や蔵は部分的ではありますが、良く残されていました。

 

旧街道沿い。山陰特有の赤瓦が印象的です。

庇が街道に向かって1mほどせり出しています。

これは「仮屋」と呼ばれ、以前は街道沿いの各家々がこのような庇を設けていたとのこと。

アーケードのような役割をしたとか。

 

裏の通りは「蔵通り」と名付けられ、細い路地に蔵が並んでいました。

写真を撮り忘れましたが、近隣の寺なども非常に立派で風情を感じるもの。

 

鳥取道が開通してからは交通量は相当減ったのではないかと思いますが、

車窓を流れる風景も楽しむことができ、良い遠回りとなりました。

| 久野民樹 | いろいろ | 12:48 | - | - |
“西条栄光教会”の保存・再生プロジェクト

シルタ36号が届きました。
今回は9月の全国フォーラムを前に倉敷の特集となっています。
倉敷は、民芸運動や町並みから見ても大原家と深いかかわりがあります。
特に古いものと新しいものが調和し共存する倉敷の町並みは、大原總一郎と建築家 浦辺鎮太郎の努力と情熱によって支えられてきたと言えるほどです。

その大原總一郎をはじめ、倉敷の民芸同人が設計にかかわった建築が愛媛県西条市にもあります。
愛媛民藝館はもちろんですが、西条栄光教会の3つの建物もその一つです。
現在、文化的価値の高い近代モダニズム建築として地域の若手建築家有志を中心に保存・再生プロジェクトが進んでいて、その活動が新聞にも紹介さされました。

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西条栄光教会は1951年に設立され、礼拝堂、牧師館、幼稚園舎の3棟から成ります。
西条市に工場のある倉敷レイヨン(現クラレ)の社長だった大原總一郎の支援を受け、市内堀の内に建設されました。
設計は同社の社員であった倉敷出身の建築家 浦辺鎮太郎です。
礼拝堂と牧師館の設計には、外村吉之介からも意見を仰いだとされています。

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お堀から望む礼拝堂(手前白壁の建物)

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礼拝堂正面
 
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鐘楼を望む

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礼拝堂内部

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中庭から望む幼稚園舎

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幼稚園舎正面

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和風の佇まいの牧師館
 
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白壁に小窓という倉屋敷を思わせる牧師館の姿

竣工から67年経った木造の古い建物ですが、3棟すべてが現役で使われています。
同じ堀の内に建つ愛媛民藝館は厚くどっしりとした江戸時代の倉屋敷を思わせますが、こちらは日本瓦の切り妻屋根と白い壁で3棟が統一され、簡素な美を持つピュアな姿です。
倉敷の町並みと同様、堀の内に建つ建築として周りの景観にも配慮されています。

浦辺鎮太郎が世に知られることになったのは1951年よりあとのことで、浦部は倉敷国際ホテルの設計で1964年に日本建築学会賞を受賞しました。
浦辺建築の特徴として、土蔵造り、張り瓦、日本家屋を彷彿させるようなコンクリートの庇などがあり、いわゆる日本趣味が盛り込まれています。
そのことを考えると、栄光教会の3棟の中でも、牧師館は後の浦辺の趣向が強く表れているように感じます。
そういうわけで、西条栄光教会は駆け出しの浦辺を知る作品として貴重な建築であります。

戦後物資が不足するなかでの念願の教会設立。その建材には立派で華美なものはなく、最小限の材料を使ったり、近くの川で採取した敷石などを使ったり、創意工夫によって豊かな空間が作りあげられています。“ヒューマンタッチとヒューマンスケール”を建築の本質にしていた浦辺の細やかな心遣いが感じられます。
近隣で採取できるものを材料とし、無駄がなく、その土着した姿は、真面目でいばらない民芸の精神に重なるものを感じます。
毎日を過ごすその建物は、使い続けられることで親しみが生まれ、美しさに磨きがかかるのでしょう。

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礼拝堂玄関に敷かれた青石。近くの川で採取されたものと言われている。

なお、『Casa BRUTUS』2018年8月号の68ページにも西条栄光教会が掲載されています。
(藤岡 葵)

| 管理人 | いろいろ | 10:59 | - | - |
型染めうちわ

「涼夏の会」(ギャラリーたくみ・鳥取たくみ工芸店内)の催しがあり、、陶磁器・ガラス・染織などが出品でした。
猛暑の中、涼を感じさせる美しい品々に魅入ってしまいました。

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中でも、「型染めうちわ」にひと際心奪われました。

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手元でゆるやかに扇ぐ風を感じてみたくなり手に取り扇ぐと、その風に炎暑の夏を凌いできた人々の暮らしの工夫が感じられて、思わず「双漁」という金魚の絵のうちわを求めました。

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この猛暑をこの風で凌ぎたいと思います。

| 衣笠告也 | いろいろ | 08:57 | - | - |
手仕事フォーラム学習会「昔の物 今の物」開催

今年の手仕事フォーラムは「昔の物 今の物」を活動の軸にしています。

SILTAでは「昔の物 今の物」を連載中です。

そして、学習会「昔の物 今の物」も開催しています。

 

 

第3回は、「伊万里焼」でした。

横山正夫さんが、ご自身の蒐集品をお持ち下さり、解説してくださいました。

また、中国明末の染付から初期伊万里など、とても貴重なものを実際に触ることができて、勉強になりました。

 

(写真は中国明末のものです)

 

横山さん、ありがとうございました。

第4回も開催しますので、是非、参加してください。

 

| 坂本光司 | みる | 08:16 | - | - |
学習会「昔の物今の物」第3回を開催しました

8/4(土)、鎌倉・もやい工藝にて、学習会「昔の物今の物」第3回を開催しました。

 

 

今回のテーマは「伊万里焼(有田焼)」です。

横山さんの案内のもと、日本における磁器生産の最初期にあたる「初期伊万里」から、

時代ごとに初期色絵、古九谷、古伊万里まで、様々な物を拝見しました。

 

 

時代毎につくりや形、絵付けの特徴が変化していきます。

各時代の物を一度に見て、触れることで、非常に勉強になりました。

毎度のことながら、実際に物に触れることができるのは本当に貴重です。

参加者の皆さんと共に気づいた事を共有出来るのも、学習会の良いところです。

 

 

横山さん、ありがとうございました。

 

今後も学習会は開催しますので、ぜひご参加ください。

 

| 久野民樹 | 報告 | 08:15 | - | - |
『箕サミット2017の記録 箕づくりの技を伝える』

昨年の11月に開催された「箕サミット―編み組み細工を語る」の公式の報告書が

2018年3月に刊行され、現在、ネット上でも閲覧することが出来ます。

 

『箕サミット2017の記録 箕づくりの技を伝える』

独立行政法人 国立文化財機構 東京文化財研究所

 

 

「箕サミット」については、このブログに報告がアップされています。

箕について 

 

この報告書を読むと、箕づくりの技術を伝えることの難しさ深刻さが伝わってきます。

教える側の高齢化と負担。

教わる側も箕作りを生業にするわけではないという状況。

また、地方と都市部の人口差など様々な要因があることが分かります。

 

報告書を読んで、このサミットの最後の話題が

「箕づくりと差別をめぐって」であったこととを知りました。

広範で活発な議論が交わされたことが分かる興味深い報告書です。

興味のある方は是非ご一読ください。

| 中村裕史 | 調べる | 10:22 | - | - |
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