手仕事フォーラムblog

手仕事フォーラムのメンバーが、日々発見した事や物をお届けします
手仕事の器で贅沢な時間

12/8から始まった、福島・SWITCHでの「日本の手仕事展」。

日本各地の器、カゴ、ガラス、木工などが並びます。

洋服のセレクトショップに手仕事。

ミスマッチなようにも思えますが、

店主の渡辺さんが作り上げた空間は完成されていて、

並べられたものが、いつもと違った印象を見せてくれるように感じます。

 

 

さて、初日はお食事会も兼ねて勉強会が開かれました。

小鹿田焼について紹介されたビデオを鑑賞。

その後は皆さんで食事とお酒を、となったのですが、

何よりも準備してくださった手仕事の器で彩られたテーブルが素晴らしかった。

小鹿田焼のトビカンナ皿には、刺身が鮮やかに盛られました。

奥原硝子のアイスペールは、ワインクーラーとして。

 

皆さん「いいですね!」と大喜び。
美味しい食事が手仕事の器によって彩られ、

なんとも豊かで贅沢な時間を過ごしました。

| 久野民樹 | つかう | 00:25 | - | - |
冬の初めのうたと小谷眞三さんの水注

庭の山茶花が花を付け始めました。

自分の中で、山茶花というと雪が被っているイメージが強く、「今年は咲くのが早いのかな」と思っていたのですが、童謡の焚き火のうたの中に「山茶花山茶花咲いた道、焚き火だ焚き火だ落ち葉焚き」とあるので、いまの季節で特に早くないようです。

早速、一輪生けようとしますが、とても枝が細く、その割に花の部分が重く、普通の一輪挿しでは上手く飾れません。

思いついて、小谷眞三さんの水注に枝を指して見ると、形よく生けられました。

この小谷さんの水注、美しいところに惹かれて購入したのですが、書道をしないもので、本来の役目をさせてあげられず、眺めるだけとなっていました。

何だか水注さんに申し訳なく思っていたのですが、花を生けることができて、嬉しくなりました。

水注さんも水が入って生き生きと、さらに美しく、嬉しそうに見えます。

普段の生活の中で、なかなか出番のない手仕事の品もありますが、工夫次第で暮らしに取り入れることは可能ですね。

勉強になりました。

この冬は部屋の中でも山茶花が目を楽しませてくれそうです。

 

| 瀬部和美 | つかう | 06:00 | - | - |
なにげなく、技冴える皿の、なにげなくない良さ

鎌倉もやい工藝のあったか展の初日に行ってきました。
既に2週目ですね。遅い報告になりました。
初日に行く理由は、まとめて全部見たいから。
もちろん、目当ての物もあります。
そして、初日には手仕事フォーラムのメンバーに会えるから。

 

ブツが目の前にあると、観念的な物言いではなく、
目の前にあるブツの良さについて具体的な話になります。
気づかぬうちに自分の好みといいますか、視野が固まりがちになりますが、
物が好きな人が集まれば、ああなるほどと、広がります。

 

今回は、T先輩が目を付けた、愛知県 一里塚窯の皿。
久野恵一さんが優れた陶工として高く評価し、その行く末に期待をかけていた窯。

私の目当ては別にありましたが、いいねいいねと、皆で眺めているうちに欲しくなり、
値段も手ごろなので求めました。
釉薬の調子も良いですが、何と言っていも轆轤仕事の要所要所の決め方が良い。
とても好感の持てる物です。
お薦めの一品だと思い、ご紹介します。

 

 

 

| 中村裕史 | つかう | 08:51 | - | - |
伊賀焼のご飯入れ鉢(飯びつ)

伊賀焼のご飯入れ鉢(飯びつ)。

尾山台『手しごと』の「冬の手しごと展」で、こちらがなんとなく気になりました。

価格の手頃さもあって「試してみようかな」という気に。

 

さて。おひつから、冷えて固くなった昨夜のお米をよそいます。

(あくまで個人的見解ですが、おひつで常温に置いた前夜のご飯を翌日晩に食べても夏場以外は何ら問題ありません。)

ここで、私のようなおひつ利用者には具合が良いことに気付きました。

2合サイズは二人分のご飯を温めるのにちょうどよいサイズです。

いつもはおひつから飯椀に盛ってチンするのですが、飯椀が熱くなるんですよね。

 

チーン!

 

胚芽米なので透き通るような真っ白ではなく、少しわかりにくいかもしれませんが、ほっこりむっちりと仕上がりました。

仕上がり上々。おひつに入れてあって、これにうつしてチンしたご飯には、炊きたてご飯とは異なる美味しさがあります。

この飯びつなら小ぶりだし食卓に上げて邪魔ではありません。

そしてなにより、おひつごとレンチンしてある分、ある程度保温がきくので

おかずを先に食べて最後にご飯を少々、とやるにもほんのりご飯が温かいのが良かったです。

やはり使ってみて初めて、その「もの」が分かりますね。

寒くなってきたので、今夜はおでんです!

| 指出有子 | つかう | 09:08 | - | - |
名物と手仕事〜鎌倉「鳩サブレー」〜

鎌倉名物としてとても有名な豊島屋さんの「鳩サブレー」。

生地はサクサク、バターがしっかり効いていて、甘みも優しい美味しいお菓子です。

珈琲や紅茶はもちろん、不思議と日本茶にも合う味なのです。

その上、形が何と愛らしいことか!

私にとっては、ただ美味しく、愛らしいというだけではなく、久野恵一さんがよく各地の作り手の皆さんのところにお持ちになっていたという思い出もあります。

皆さんも、作り手の方の工房で、鳩サブレーの大きい黄色い缶をご覧になったことがあるのではないでしょうか。

久野さんは本当に細やかなお気遣いをされる方で、いろんな美味しいものをこちらからあちらに、とお持ちになられていました。

久野さんの旅が始まったころ、今ほど流通は便利ではなく、各地で物産展などが開かれることもなく、地方の作り手の方たちは、久野さんがお持ちになるこの鳩サブレーは滅多に食べることのできない素敵なものだったのではないかと思います。

さて、今日はお天気がよいので、縁側で座って鳩サブレーを食べることにします。

美味しいのですが、ちょっとパラパラとこぼれてしまうので(食べ方が下手?)、小田中耕一さんの手ぬぐいに助けてもらいます。

愛らしい鳩サブレーと、素朴で可愛らしい小田中さんの意匠、相性の良い組み合わせです。

| 瀬部和美 | つかう | 16:23 | - | - |
冬のあったかおやつ

いよいよ冷え込んできました。

こんな季節にはおやつもホカホカのものを食べたくなりますね。

今日ははかりも要らない、計量スプーンがあればできる簡単で温かなおやつを。

旬のりんごで作るクランブルです。

 

 

大さじ4の小麦粉に、大さじ2の砂糖、アーモンドパウダー、オートミールなど(なければ入れなくてもOK!)をボウルに入れてよく混ぜ、大さじ2のオイルを入れてすり混ぜてそぼろ状にします。薄く油を敷いた耐熱容器に一口大に切ったりんごを並べ、その上にそぼろになった生地をふりかけて180℃のオーブンで30分。オイルはバターでもココナッツオイルでも菜種油でも、お好みのものでできます。ちなみにわたしはバターから手作りしたインドの「ギー」というオイルで作りました。ふんわりバターの甘い香りが漂いつつも、重くなく、とても美味しく出来ました。

 

お気に入りの湯町窯のボウルに入れて紅茶とともに。

寒くなって来ると、このマスタードと飴釉が恋しくなり、出番が多くなります。

サクサクのクッキーのようなクランブル生地にとろりととろける熱々のりんご。

手軽にできますので冬のおやつにいかがでしょうか。

 

| 小神野彩子 | つかう | 13:03 | - | - |
龍門司焼の魅かれる“からから”

先日、<尾山台てしごと>の企画展手しごとの「酒器」特集 へ寄ってきました。
http://oyamadai-teshigoto.com/archives/6771

相変わらず全国の良品がそろっています。
この時期に小鹿田焼が充実していて、しかも柳瀬朝夫さんの器が普通に並んでいるというのも
底力を感じます。好きな人には嬉しい。

この徳利と猪口も定番ですが、てらいの無い、飄々とした佇まいがとても良いと思います。
数年前の有田フォーラムの帰りに小鹿田に行った時、茂木さんがまさにこの徳利で
そば屋で一杯やっていたのを思い出します。

 

さて、本題は、久しぶりに龍門司焼の魅かれる“からから”に出会ったこと。

下の写真は尾山台てしごとのホームページから。

 

ちなみに、私が使っている爐らから”はこちら。


この“からから”を求めたのは何年前だったでしょうか。
年末に、鎌倉もやい工藝に行ったところ二つあり、どちらにしようか決めあぐねていたので、
久野恵一さんに、どっちが良いか聞いて、こっちが良いと勧められたもの。
あの時は、久野さんのことも全く知らず、ただの民藝店の主だと思っていたので、
普通にそんな質問をしていたものです。

これを初めて使ったときの感激は忘れられません。
何に感激したのかは使えばわかるので、ここには書きません。
しかし、その後、さまざまな場所で、なんとなく気になって龍門司焼の“からから”を
見るようにしていますが、なかなか良いものを見る機会がありませんでした。

尾山台で出会った“からから”は良いと思います。
もちろん、私が持っている物の方が良いと思っていますが。

| 中村裕史 | つかう | 09:19 | - | - |
名物と手仕事〜奈良「レインボーラムネ」〜

奈良県生駒市の住宅街にある生駒製菓本舗さんで作られている「レインボーラムネ」は、入手困難な幻のお菓子として、テレビや雑誌で有名です。

口に入れると、甘いけれど全くくどくなく、爽やかな甘味で、懐かしい気持ちになります。

手に入れるには店頭での若干数の販売と、年に2回の葉書での応募のみで、その葉書についても抽選になるため、入手困難と言われています。

なぜ、入手困難になるぐらい人気なのでしょうか。

それは、このラムネがこだわりを持って作られている本物だからではないかと思います。

スーパーやコンビニで、安価なラムネがいくらでも簡単に手に入ります。

それでも、「本物の味」には替えられないと思っている人たちが、苦労しても手に入れているのだと思います。

私たちがホームページやこのブログ、店舗でご紹介している手仕事のものも同じです。

安価な工業製品はいくらでも手に入る、そんな世の中でも本物を暮らしに取り入れたい、そう思う方の元に届くお手伝いをしていきたいと願っています。

ラムネの入っているうつわは、沖縄・奥原硝子のものです。

再生ガラスを使ったラムネ色と、美味しいラムネ、どちらも本物の美しい組み合わせです。

 

| 瀬部和美 | つかう | 21:55 | - | - |
インド料理を民藝で

日に日に街路樹の葉も色づいてきていますね。

インド料理を作るのが趣味の私、今日は秋の食材でプレートを作ってみました。

 

 

献立は、きのこのカレー、青菜のスパイス炒め、大根のサラダ、

人参のサブジ(炒め蒸し)、里芋のスパイス焼き、スパイシートマトチキンスープ。

 

いわゆるインド料理屋さんでは見かけることが少ないものばかりですが、

インドの家庭で日々食べられている素朴なおかずたちです。

そんなインド料理にも民藝のうつわはとてもよくなじみます。

 

小鹿田焼の刷毛目にはカレーと野菜のお料理を合わせて。

 

湯町窯のスープ皿にはスパイシートマトチキンスープを合わせて。

 

日々の気取らない家庭料理と手仕事のうつわは国境を越えて相性が良く、

食卓に温かみを添えてくれるのを感じながら、

深まり行く秋に、インド料理と民藝のうつわの組み合わせを楽しんでいます。

| 小神野彩子 | つかう | 19:26 | - | - |
空色のガラス

盛岡フォーラムの最終日に、星耕硝子さんで選ばせていただいたグラスです。

淡い水色で、儚いような美しさの色です。

お会計の時に、奥様の亜紀さんに、「レアな色を選ばれましたね」と言っていただいて、お得なような、そして褒められたような気がして、何だか嬉しくなりました。

持ち帰ってからは、飲み物を飲むよりも、庭に咲く花や、野の花の一輪挿しとして活躍しています。

雨降り続きの近頃ですが、この色を見ると、夏の爽やかな空を思い出すことができて、少し明るい気分になります。

 

| 瀬部和美 | つかう | 08:27 | - | - |
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