手仕事フォーラムblog

手仕事フォーラムのメンバーが、日々発見した事や物をお届けします
湯泉津・森山窯

広島・宮島の工芸店「signal」サイトに、
島根・湯泉津の森山窯の美しい写真がアップされていますのでご紹介します。

signal

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美しい工房から美しい焼きものが生まれてくる・・・自明のような、でも、改めて感心します。
仕入れの際に撮った写真だそうです。間もなくお店に森山窯の製品が並ぶことでしょうあ
signalの大前さん、ありがとうございます。

| 大橋正芳 | いろいろ | 10:14 | - | - |
「使い手を育てる」

今年の夏、鹿児島・苗代川の沈壽官窯を訪ねた際、

十五代沈壽官が語ってくれた言葉です。

 

良い物が分かる使い手がいるからこそ、良い物、良い仕事が残る。

もっと使い手を育てなきゃダメだ、と。

そのためにも久野(恵一)さんがやっていたようなことは大事だよ、

一緒に頑張ろう、と言ってくださいました。

 

十五代のブログを読んでいたら、同じことを書かれていました。

自分も改めて自問させられます。

http://www.chin-jukan.co.jp/mindToMind/30

 

 

| 久野民樹 | いろいろ | 08:40 | - | - |
愛媛の竹細工

松山の工芸店 ROSA のブログに、すてきな竹かごが出ています。

ロサブログ

松山市内ので製作されたもので、真竹を使った買い物カゴです。


力強く、美しいカゴですね。

| 大橋正芳 | いろいろ | 19:50 | - | - |
光原社「資料室」

盛岡の光原社には、通りに面したお店の奥におしゃれなカフェで知られた「可否館」など、さまざまな建物が点在します。

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その一つ「資料館」は、光原社が集めてきた芹沢げ陲虜酩覆籠酩鉄器などが展示されていて、
なかでも、かつて光原社に滞在して絵付けをしたという鈴木繁男の漆器が目を引きます。

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久野恵一さんが「字を書かせても、絵を描いても、完成するものは超一級品だった」(『日本の手仕事をつなぐ旅』うつわ 
という鈴木繁男の漆絵の仕事がたっぷりと鑑賞できます。

その一つ、花を持つ童女を描いた角箱が目にとまりました。
幾何模様や花鳥をモチーフとしたうつわが多い中で、優しい表情の童女の姿にとりわけ目が惹きつけられました。

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鈴木繁男は雑誌『工藝』の表紙も手がけていて、その90号にも花を持つ童女を描いています。
90号は1938年9月発行です。

工芸 91.jpg

焼物の唐子模様が知られていますが、それとは違うようです。
岸田劉生が雑誌『白樺』の表紙を描いていた時期があり(1918-21年頃?)、そこには花を持つ童女が登場します。
墨と朱の2色の線で、あるいは黄も差してあったりしますが、髪を結った童女や、麗子と思われるおかっぱ頭の童女が、
手に花を持った優しい姿で描かれています。きっとそのイメージが引き継がれているのでしょう。

草花に囲まれた童女のアップもあります。
顔の前に小さな手に持った一輪の花が・・・すてきなデザインですね。

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| 大橋正芳 | いろいろ | 15:56 | - | - |
棕櫚箒製作舎の西尾さん

先日、和歌山県の棕櫚箒(シュロほうき)の作り手、西尾さんが来店してくれました。

 

先月メールで連絡をいただき、別件で東京に来るついでに

鎌倉の店を観たいということでしたが、

フォーラム会員の平野さん(鎌倉在住)が持っている箒の

修理もしたいとのこと。

店内のスペースで作業して頂くことになりました。

 

 

杭を打ち込んだり、箒の枝毛を切りそろえたり、毛の長さを調整したり。

非常に丁寧に作業をされていたのが印象的でした。

 

西尾さんは、自分が作られた箒一つ一つを常に気にかけています。

平野さんが手に入れた箒も、ご自身が作った箒で初めての修理だったそうで、

どうしても修理をしたかったとのこと。

 

今は人気でなかなか手に入りにくい西尾さんの箒ですが、

ホームページにもその作業工程が詳しく掲載されています。

西尾さんの箒作りへの熱意が伝わってきます。

ぜひご覧になってみてください。

 

http://shurohouki.jp/

 

 

| 久野民樹 | いろいろ | 15:24 | - | - |
“光原社”

盛岡「光原社」の店頭に据えられた行灯型の看板です。

DSCN5128.JPG

デザインは染色家の芹沢げ陝
芹沢が型染めと同じように型紙を彫り、それがこの看板の基になっていると思います。
文字が落ちないように枠につないだ線は型紙でいう「つり」で、それをデザインに活用しています。
文字とつりがいっしょになっている点がむしろ見どころ。
型染めで新しい世界を切り開いた芹沢の、まさに真骨頂です。

昨年7月の愛媛スタディツアーでお昼をいただいた松山「すしまる(すし丸)」の看板。
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東京・日本橋「ざくろ」の看板。
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8月に開催された「公開フォーラムin岩手」は盛況で、成果はこのブログにもたくさん報告されました。
開催から1月以上が過ぎて、さすがに季節外れの感じもしますが、
写真を整理しながら思い出したことなどを書き留めます。

| 大橋正芳 | いろいろ | 12:22 | - | - |
苗代川の口付き徳利の修理

もやい工藝の表札修理と平行して、苗代川の口付き徳利の修理を行いました。
この徳利は昔の物で、その形、上がり、雰囲気どれを採っても素晴らしい作品です。苗代川を代表する小品と言って良いでしょう。久野さんがこの作品の再現を苗代川に依頼していたと聞きました。
しかし、残念ながらこの作品は頭頂部が細かく破損しています。今回、その修理を致しましたので、以下に写真で修理の様子をご紹介します。
まずは、破損の状況です。頭頂部がこなごなに割れて、このままでは鑑賞に堪えません。
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修理に不要な部分をマスキングします。
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麦漆で破片を接着し、テープで圧着します。
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麦漆が乾いた後に、圧着したテープのみを剥がし、接着面、空間があれば漆を充填していきます。
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金継ぎの最後は、朱漆を塗り、金を蒔きますが、この作品は黒の流しが、漆の漆黒に近いため、呂色漆で仕上げをしました。
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完成した姿です。美しい姿です。
なお、この作品はもやい工藝で見ることが出来ます。
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| 横山正夫 | いろいろ | 08:01 | - | - |
もやい工藝の表札修理
もやい工藝の表札は小石原の名工太田熊雄さんが製作し、久野恵一さんに贈った物です。小石原の特徴をよく表し、また、熊雄さんの流れるような筒書きで「久野」と描かれています。このもやい工藝の顔とも言える表札が落下により破損してしまいました。その原因は表札を柱に止める凹部が破損したためです。元々陶器の凹部だけで表札を柱に取り付けることに無理があったものと思われます。
そこで、この表札の修理とともに、柱に取り付けても落下しない工夫が必要となりました。
以下に、この表札の修理と取り付け金具の製作を写真でご紹介します。

ますは破損の状況です。
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次に、金継ぎを行うに当たり、不要部分をマスキングします。これをしないと漆が着いた場合、後でこれをとることができず、そのまま残ってしまうからです。なお、接着面に接する部分とテープマスキング部分の間はボンドを塗ってマスキングしてあります。
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麦漆で接着し、テープで強く締めます。
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麦漆が乾いた後に、接着面のテープだけ剥がします。この状態で接着面に漆を盛り上げ、接着面を整えます。通常の金継ぎですと、最後に朱漆を接着面に塗り、金を蒔きますが、この表札の場合、漆の茶色のままの方が作品に相応しいと考え、あえて金を蒔いていません。
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完成した表札です。
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次に、完成した表札を柱に取り付けるための金具を作りました。ロウ付け、ネジ止めで制作してありますので、落下の心配はないと思います。
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今後は、落下破損することなくもやい工藝・久野邸の玄関を飾ってくれることを願っています。
| 横山正夫 | いろいろ | 07:40 | - | - |
北窯の窯仕事

9月も終わりですが、連日真夏日が続く沖縄。

那覇から1時間ほど。読谷村北窯に来ました。

 

工房をのぞいてみると、どこも人がおらずガランとしています。

おかしいなと思っていると、「今日はみんな窯仕事に出てるよ」と教えてくれました。

 

工房の裏では土作りの作業の最中。

 

土を崩し、すいひして、玉をつくって、という一連の作業を

北窯の若手が総出でやっていました。

だいたい10〜15日くらいかけて、年に4回ほど作業するそうです。

 

他にも、窯を焚くための木材の整理や、釉薬作りなど。

 

木材は、廃材や材木の端切れを仕入れた後、

形を揃え、しばらく野ざらしした後に倉庫で乾燥させます。


4人の親方とお弟子さん達で共同運営される13連房の大きな登り窯。

13連房ともなると作業の規模も大きいものです。

 

皆で青空の下ワイワイと作業している姿は

沖縄の「ゆいまーる」の精神そのものでした。

| 久野民樹 | いろいろ | 08:05 | - | - |
表札のこと

我が家の表札が以前割れてしまい、しばらく不在だったのですが、

フォーラム会員の横山正夫さんに漆で継いで頂きました。

 

 

小石原焼らしく、地の釉薬が赤や黒に窯変しています。

「金は蒔く?」と一応確認してくださいましたが、

地の色に合わせることを考えれば、漆だけの方が自然です。

 

 

無事元の場所に収まりました。

なんと真鍮のカバーまで作ってくださり、ありがたい限りです。

 

この表札は、店の新築時(30年余り前)に

小石原焼の太田熊雄さんから新築祝いとして頂いたもの。

いっちんで描かれた文字が勢いがあり素晴らしく、

熊雄さんの技術の高さを伺うことができます。

もやい工藝にいらした際は探して見てください。

| 久野民樹 | いろいろ | 09:50 | - | - |
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