手仕事フォーラムblog

手仕事フォーラムのメンバーが、日々発見した事や物をお届けします
北窯の窯焚き(2)

翌日の夜、窯焚きの様子を見に再び北窯へ。

まずは18時間かけて焚き口の温度を上げますが、その仕上げの最中でした。

 

焚き口は1000度程度だそうですが、ものすごい熱です。

 

焚き口の温度を上が終えると、

窯室の両側から燃料となる材木を投げ入れて行きます。

 

窯焚きの予定表。

各窯室を焚くのはだいたい4〜5時間程度のようです。

 

頃合いを見て窯の中から「色見」を取り出し、釉薬の溶け具合を確認します。

色見で窯の中の状態を確認しながら、

共司親方が「もうちょっと(薪を)入れようかな」とか 「それくらいでいいよ〜」

とか指示を出します。

 

これからさらに3日間、休みなく窯焚きが続きます。

無事を祈りつつ、すっかり夜が更けた北窯を後にしました。

| 久野民樹 | いろいろ | 10:53 | - | - |
松山・ロサ 小鹿田焼展

松山の工芸店「ロサ」で、小鹿田焼展が始まりました。

 

店主・門田さんに「お話の会をお願いします!」と言われてしまい、

ビデオを見つつ、拙いながらも小鹿田の今についてお話させていただきました。

当日は20名近くのお客さんが集まってくださり、盛況でした。

 

お茶菓子として出してくれた「小鹿田焼クッキー」。

チョコレートの打ち刷毛目模様です(笑)

ROSAのすぐ近くにある、RICO SWEETSさんが特別に作ってくれたとのこと。

もちろん美味でした。

 

お客さんの方々とも色々お話でき、貴重な機会でした。

門田さんのお店が、地元に強く根付いていることを実感しました。

 

松山にお越しの際はぜひお立ち寄りください。

https://rosamatsuyama.tumblr.com/

 

| 久野民樹 | いろいろ | 12:10 | - | - |
西日本新聞に小鹿田焼採土場についての記事が掲載されました

5月30日(水)の西日本新聞朝刊に「日田・小鹿田焼 復興の光」と題した記事で採土場での原料土掘り出し作業が2年ぶりに再開したとの記事が掲載されていました。
2016年の熊本地震と昨年の九州豪雨で土砂に埋まった上、二次被害の恐れもあって復旧が遅れていました。
坂本浩二さんも「まずは一安心。恩返しの気持ちも込め、300年の伝統を守り続けたい」とコメントを寄せていました。
ようやく元の軌道に戻る道筋が見え始めたとのことで嬉しいニュースでした。

| 副島秀雄 | いろいろ | 22:04 | - | - |
岩木山の根曲り竹細工

新緑の美しい東北を回ってきました。

今回は青森・弘前まで。

岩木山の麓で作られている根曲り竹細工を訪ねました。

竹は採れるが、手が足りないとか。

注文が多く寄せられ、なかなか追いつかないと。

それだけ盛況なのであれば、作り手が増えてくれればと思うのですが、

難しい現状があります。

 

「弟子は取らないよ。教える暇なんてないから」とのこと。

子供の頃から親の仕事を見ながら覚えてきたわけで、

それを他人に教えるというのは、また難しいのかもしれません。

 

この作り手さんも90歳を目前になりました。

これからも元気に仕事を続けていただきたいです。

そしてなんとか次の世代へ引き継げないものか。。。

| 久野民樹 | いろいろ | 18:44 | - | - |
熊野“宮地笠”の芝さん
先日の朝、なにげなくテレビをつけると見たことのある顔が・・・はて誰だったか??
画面の端に「“熊野古道の必需品” 宮地笠が消滅の危機」とあり、
笠を編む姿が・・・そうか、宮地笠の芝さんだ!!

IMG_4047.jpg

宮地笠は熊野詣での必需品といわれるヒノキで編んだ笠で、これをつくることができるのは芝さんただ1人。
なんと、御歳97‼︎
芝さんが、今も現役だったとは・・・・・・・・

IMG_4049.jpg
97歳・・・「限界」はどこにあるのでしょう⁉︎

芝安雄さんについては、2009年に大部優美さんが現地調査をし、HP「手仕事調査」に詳しく報告しています。
(テレビは「安男」ですが、「安雄」が正しいと思います)
→ 手仕事調査「宮地笠」
このとき芝さんは88歳。もちろん現役で笠をつくり続けていましたが、
大部さんが注目していたのは、同じヒノキで編まれた「イドコ」というカゴでした。

minatikasa4.jpg
イドコ(大部さんの報告より)

久野恵一さんが秀逸と評したこのカゴは、しかし、この調査の時点で見本として残してある写真ものが1つだけでした。
カゴ用の材料が揃わないということで、「10万円くれると言われても、もう無理や」と、大部さんが報告しています。

それから3年後の2012年。
久野さんと私は近江調査の帰りに足を伸ばし、熊野本宮を目指します。
その途中で芝さんを訪ねます。
じつは、熊野詣での、久野さんの本当の目的はここにありました。

DSCN8694.JPG

宮地笠をはじめさまざまなカゴが並ぶ中で、件の「イドコ」が展示されています。
久野さんは他には目もくれず、饒舌な芝さんの話に耳も貸さず、唯一残る「いどこ」を譲って欲しいと芝さんを説得し続けます。
それはできないと、当時92歳の芝さん・・・・・・・・・・・・さて、

DSCN8689.JPG

この調査から10日後、鎌倉・もやい工藝で学習会が開かれました。
近江や熊野での調査報告がテーマで、近江木綿や近江下田焼き、熊野の桶濱や熊野本宮ガラス、そして宮地笠。
話をする久野さんの手に、あの「イドコ」が・・・最後の1つを、譲ってもらったのです。

2012年の調査の様子は私が書いたブログをご覧ください。 → 手仕事フォーラムブログ「最後のイドコ」


大部さんは9年前に「私たちの財産とも言うべき貴重な手仕事がまた一つ、人知れず消えてゆくことに、途方もない無力感を感じた」と書いています。
久野さんと私も、「イドコ」はもちろん、笠もいつまで続くのかな、と思いながら芝さんのお宅を後にしました。
しかし、芝さんはつくり続けていたのです。
97歳の現役・・・テレビで見たそのお元気な姿に、感動しました。
 
| 大橋正芳 | いろいろ | 17:16 | - | - |
福島・SWITCH移転オープン

フォーラム会員である渡辺さんのお店「SWITCH」が、

福島市郊外に移転、5/3にオープンしました。

(先日高梨さんもブログで紹介されていましたのでそちらもご覧ください。)

 

この日は大雨でしたので外観の写真はありませんが、

納屋を改装して建てられた、「納屋カフェ椿」さんの2Fにあります。

駐車場のすぐそばには、SWITCH専用の入り口も出来ました。

 

移転後も変わらず、渡辺さんのセンスを感じさせる内装です。

 

1Fの「納屋カフェ椿」さんは、同じくフォーラム会員の

氏家さんが経営されるお店です。

美味しいコーヒーや食事を楽しめます。

先日、SIWITCHのプレオープンイベントの「やちむん展」の際は、

沖縄そばも出されていて、大好評だったそうです。

 

 

2つのお店がお互いに相乗効果を生み、

福島の地に手仕事が根付いて行くことを願っています。

 

SWITCH

https://switchdays.exblog.jp/

 

納屋カフェ椿

http://nayacafe.net/

| 久野民樹 | いろいろ | 07:56 | - | - |
岩手・三陸のカゴ

先日、岩手県の三陸沿岸を巡った時の一コマです。

盛岡から2時間以上延々と続く山道を走り、

三陸沿岸の宮古に出て、国道45号線を北上、

小さな漁村であった田老(岩手県宮古市北部)を走っていたところ、

見覚えのある背負いカゴを背負って歩いている

おばあちゃんを偶然見かけ、声をかけて写真を撮らせて頂きました。

 

この方は2011年の津波でご自宅が流された方で

しばらく仮設住宅に住まわれていたそうです。

カゴは震災後に作ってもらったとのこと。

宮古の人に作ってもらったのだとか。

その方は既に仕事は辞められているそうです。

 

素材は恐らく真竹(マダケ)で、

形は一戸で作られているものと似ています。

胴に使われている材料に竹の「皮」と「身」が

交互に用いられているのも共通しています。

 

港町である宮古では、漁具として真竹製品がかつて多く作られていて、

何年か前までその職人さんが一人、仕事を続けられていたのですが、

その方のものかもしれません。

丁寧なつくりで、形もしっかりした良いものでした。

今では作られていないことが残念でなりませんが、

このような形で使われている方に会えたのは、嬉しいことでした。

| 久野民樹 | いろいろ | 00:22 | - | - |
小鹿田の風景

窯出しのため小鹿田を訪ねました。

 

美しい小鹿田の風景を眺めるのはいつも楽しみなのですが、

それぞれの家が作業をしている様子を見るのも楽しみの一つです。

小鹿田の方達にとっては至極普通のことなのでしょうが、

家族で作業をしている様子を見るのは何とも楽しいものです。

 

窯焚きを目前に控えた坂本義孝窯を覗くと、

器を窯に詰める作業が終わり、窯の口を塞ぐ作業をしていました。

 

窯口に煉瓦を敷き詰めます。

ちょうど良い大きさを選んで詰め込むパズルのようです。

しっかり詰めないと崩壊するとか。。。

もし窯焚き中にそうなると、火が吹き出して大変なことになります。

 

窯焚きがうまくいくことを祈りつつ。

| 久野民樹 | いろいろ | 13:53 | - | - |
福島のスウィッチ

仙台から米沢

喜多方、会津、猪苗代と

何やかや回りながら福島に入りました

今回の目的の一つSWITCHに伺いました

福島市の中心部から郊外への移転を伺っていたので

ご挨拶です

正式には5月3日より

この畑の拡がる気持ちの良い景色の中に移転されます

元々納屋だった場所を改装された

「納屋カフェ椿」さんの二階です

太い梁はそのまま残され

その中にオーナー渡辺さんのセレクトされた洋服と共に

これまた選ばれた手仕事の品々が並びます

移転前のお店も心地よい違和感を感じる店内でしたが

新しいお店は手仕事が収まるにはもってこいの内装です

(梁にぶつけないように気を付けて!)

 

レヴァコンスとスウィッチ

東北で地元に根ざし始めている2つのお店

オーナーお二方の独自性がそれぞれあり

更に進化していることを

今回続けて見ることで感じることができました

ぜひ皆さん遊びに行って

ものや風土についてたくさんお聞きして下さい

丁寧な答えをもらえることでしょう

 

 

福島最後は生姜焼き定食

まるで排骨のような厚みの揚げ焼き

これもまた良い景色

| 高梨武晃 | いろいろ | 19:30 | - | - |
仙台のレヴァコンス

4月とはいえ杜の都はまだまだ肌寒さを感じます

私の住む神奈川県より車で5時間半

思いつきで出た旅の始まりは仙台から始まりました

仙台で必ず寄るのは「レヴァコンス

山崎綾さんが営むお店です

選ばれた手仕事の品と共にヨーロッパの古物が並びます

もの好きの綾さんとはものの話も弾みます

話していてつくづく感じるのは

きちんとものの背景を教えてもらいながら

買い物ができるというのはとても幸せなことです

今後またスタディツアーなども考えておられるそうです!

 

 

これもまた必ず寄る食事処

蕎麦屋のラーメンとイカライス

美味しくいただき

仙台をあとにします

| 高梨武晃 | いろいろ | 23:43 | - | - |
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