手仕事フォーラムblog

手仕事フォーラムのメンバーが、日々発見した事や物をお届けします
沈丁花
愛媛民藝館にて。
沈丁花を差し上げたら、素敵に生けてくださいました。

こちらは飯取り籠に。
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こちらは白磁に。
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藤岡 葵
| 管理人 | いろいろ | 21:30 | - | - |
小代焼の「藁焼き」

先日九州を巡った折、小代焼ふもと窯を訪ねると

ちょうど藁焼きの最中。

コロナウィルス騒ぎで、会合がキャンセルになったという

井上泰秋さんも自ら出て、皆さんで藁焼をしていました。

伝統的な小代焼で用いられる打掛けといった技法は

藁を燃やした灰をベースに作られる、藁白釉(わらじろゆう)が使われます。

この釉薬と、鉄分を多く含んだ地元の土、登り窯による焼成など

様々な要素が複雑に絡み合い生まれる、小代焼の魅力です。

 

藁焼は1年に1回の作業で、1年分の釉薬に用いる藁を焼くとのこと。

藁は無農薬で作られる物を用いているそうです。

あえて無農薬なのは、釉薬の発色を考慮して。

藁の束は一旦ほぐします。火の通りを良くする為。

藁を焼く場所にはレンガが敷かれており、その上に藁を丁寧に並べていきます。

均一に藁を焼くために必要です。

藁に火をつける。

灰になった藁を取り込みます。

燃やしきると白い灰になりますが、そうなる前に水をかけてしまいます。

これも釉薬の発色を良くするための工夫です。

こういった作業を1週間続けるそうです。


現代では、稲刈りはコンバインを用いるので、藁を確保するのは困難ですが、

熊本の牧場で餌として用いられる藁から、分けてもらっているとのこと。

灰は焼き物作りに欠かせない材料の一つです。

しかし、農業の変化から、藁を確保することも困難な時代になりました。

特に小代焼では藁灰を大量に用います。

外から購入するのも、求める品質の物を手に入れるのも難しいとのこと。

 

良いものを作るには良い材料も必要。

その為に自分たちで良質な材料を探し出す。

良質な仕事は、こういった地道な努力と作業の上に成り立つということを改めて実感し、

窯の皆さんの真摯な姿勢に、改めて身が引き締まる思いでした。

 

久野民樹

| 管理人 | いろいろ | 19:02 | - | - |
雛祭り
3月3日は雛祭り。
ちらし寿司の添えものは赤かぶの酢漬け、飾りは菜の花です。

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藤岡 葵
| 管理人 | いろいろ | 10:59 | - | - |
世界の宝物!!

世界の宝物・・・静岡市立芹沢げ霹術館のことです。

開催中の企画は「芹沢げ陲愛した “椅子と木箱”」展。
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https://www.seribi.jp/exhibition.html#

スペインの椅子、イギリス、アフガニスタン、オーストリア、フィンランド、イタリア、そしてコートジボアールの椅子。
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*写真は絵葉書集「椅子」(2005年に「芹沢が集めた椅子」展開催 https://www.seribi.jp/past-exhibition-070.html)より。

展示室最後のガラスケースに、アフリカ・モシ族の仮面を中心にコートジボアールの椅子がたくさん展示されていたのですが、その展示が素晴らしい・・・ケース全体があたかも一つの作品であるかのように、椅子をテーマにした作品として構成されていて、惹きつけられました。
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会場の展示を写真で紹介できませんので、簡単なスケッチと図録『芹沢げ陲亮集5 家具』のコートジボアールの椅子のページを・・・伝わらないなー、、ぜひお出かけください!!
芹沢の「展示も作品」という態度を踏襲した美術館の展示もまた鑑賞の対象というべきだと思います。

沖縄、メキシコ、韓国、スペイン、日本、台湾など世界各国の箱。
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*写真は絵葉書集「箱百態」(1992年に「箱百態」展開催 https://www.seribi.jp/past-exhibition-032.html)より。

芹沢が直感で集めたという椅子や箱は一つ一つ存在感があり、そしてどれも美しい。
箱の、たとえば「富士見西行文漆絵重箱」の絵に見入ってしまったのですが、シンプルで小さな椅子も見ていて飽きません。座りたいというよりも、ずっと見ていたい。

芹沢げ陲出身地静岡に寄贈した自身の作品と収集品を納めたこの美術館は、世界の宝物です。
作品はもちろん、膨大な収集品はまさに世界の宝物・・・椅子でも箱でも、仮面でも人形でも、もちろん染織や陶磁器でも、世界の工芸の分野を網羅していて、しかもそれぞれ質の高い展覧会ができるほどの量、そして偏ることのない周到な収集は比類のない世界の工芸の宝庫です・・・と、学芸員の白鳥誠一郎さんは力説していますよ!!
その価値を、静岡市民に、静岡県民に、そして日本中に知ってほしい。世界に発信してほしい!!

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| 大橋正芳 | いろいろ | 18:19 | - | - |
朝夫さんの猪鍋
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1/10に他界した小鹿田の名工柳瀬朝夫さん。
朝夫さんの写真を探してパソコンの中を巡っていますが、なかなか見つかりません。

そんな中で、朝夫さん特製の猪鍋が目にとまりました。
2012年の秋に行われた秋月フォーラムの懇親会会場に朝夫さんが“持参”した猪鍋です。
前日に仕留められたというイノシシの肉をあらかじめ煮ておいたものが会場に運ばれて、野菜を加え、朝夫さんが一升瓶の醤油と袋の砂糖を豪快に投入して味を整えた特製。

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臨時のカマドに落ち葉を炊き、参加したフォーラム会員の“婦人会”が仕上げをしました。
寒風の中、朝夫さんのあったかい気持ちが染み込んだ美味しい猪鍋でした。

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朝夫さん、ごちそうさまでした。
| 大橋正芳 | いろいろ | 16:55 | - | - |
行き交う手土産
年の瀬、正月と、人が行き来する季節。
手土産も行き交いました。

いただきものは、長崎 老舗のカステラ。
金色のカステラには、湯町窯と永見窯のお皿とマグカップをセレクトしました。

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※フォークのみ工業製品です。

藤岡 葵
| 管理人 | いろいろ | 09:23 | - | - |
ふだん使いの”薩摩の白もん”進行中

SILTA40号で発表された「ふだん使いの”薩摩の白もん”」。

2月20日〜27日にて行われる、広島・福屋八丁堀本店での

「日本の手仕事展」にてお披露目することになりました!

 

鹿児島の沈壽官窯では、現在製作が順調に進んでいます。

沈壽官窯のinstagramでは、本焼きを待つ器たちが紹介されました。

平嶺さんとも電話でやりとりしていますが、

なんとか会に間に合うように尽力してくれています。

広島にも駆けつけてくれる予定です。

詳細は間も無くアナウンスできると思いますので

しばらくお待ちください。

| 久野民樹 | いろいろ | 05:05 | - | - |
久野恵一が学んだ柳瀬朝夫の仕事
10日に他界された柳瀬朝夫さんの尺2寸すり鉢です。
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手仕事フォーラムHPの連載「kuno×kunoの手仕事良品」vol.39「小鹿田焼・柳瀬朝夫さんの仕事(前編)」に掲載されたものです。

連載の語り手久野恵一さんは、「それはまさしく柳瀬朝夫さんの擦り鉢。私はショックを受けた」と。

1978年に倉敷の大原美術館・工芸館で「芹沢げ陲僚集〜もうひとつの創造」展が開催されました。その会場で久野さんは、朝夫さんのすり鉢を見つけたのです。
そして「芹沢げ霄身の作品展示会ではなく、彼の収集した古今東西のさまざまな美しい物が展示された、素晴らしい内容だった。それらの優れた蔵品の中にどこかで見たような擦り鉢があった。それはまさしく柳瀬朝夫さんの擦り鉢。私はショックを受けた」のです。
(画像のすり鉢は芹沢の収集品ではありません)

ショックの理由は、「芹沢げ陲集めた物はすべて素晴らしいが、その中に今も作られている物が含まれていたからだ」。
そして久野さんは「昔の物ばかりが良いわけではなくて、実用だろうが何だろうが関係なしに、今も美しい物が存在することを知り、実用品かどうかという眼でなく、美の視点をもって、きちんと物を見分けていくことが大事と学んだのだった」。

久野さんは芹沢の眼に学んだのですが、その眼の先に朝夫さんの仕事があった・・・朝夫さんの訃報を聞いて、改めて連載「kuno×kunoの手仕事良品」を読み返しています。

『日本の手仕事をつなぐ旅』うつわ,任發読みいただけます。
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| 大橋正芳 | いろいろ | 12:55 | - | - |
蝋梅の花

外を歩けば、ほんの少し春の訪れを感じる景色があります。
梅の花に蕾が…
 
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梅の花ではありませんが、先日蝋梅の花をいただきました。
蝋梅は梅とは全く別の花ですが、まるで花の形が梅に似ています。

蝋細工のような透明感をもつ蝋梅

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その魅力は強い香り。
部屋中が優雅で贅沢な香りで満ち足ります。

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藤岡 葵

| 管理人 | いろいろ | 13:03 | - | - |
柳瀬朝夫さんのご逝去を悼む

柳瀬朝夫さんご逝去の知らせを受けました。

残念です。小鹿田を代表する陶工の一人として、歴史に残る大きな仕事をされました。その作品は時代を超えて小鹿田の代表作として今後も存在していくものと思われます。私より五歳年長で、まだまだ亡くなる歳ではありません。坂本茂木さんの洗練された造形に対し、豪快で大らかな造形を持った朝夫さんの作品。まさに小鹿田の双璧をなすもので、小鹿田の歴史に残る二人です。

 久野恵一さんが亡くなられ、また柳瀬朝夫さんが亡くなられ、寂しい限りです。

 心よりご冥福をお祈り申し上げます。

 思い出の写真と作品をご紹介します。

 

| 横山正夫 | いろいろ | 14:19 | - | - |
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