手仕事フォーラムblog

手仕事フォーラムのメンバーが、日々発見した事や物をお届けします
一戸・スズ竹細工の現状

岩手県の一戸近辺で作られているスズ竹細工ですが、

ここ最近、竹が一斉に枯れるという現象が起きているそうです。

 

今まで採っていた場所の竹が軒並み枯れており、材料の確保に苦労しているとのこと。

今回お話を伺った作り手さんは、自ら山深くまで入って竹を探し当ててくるそうです。

山に入る人が減っており、これから益々厳しくなるだろうとのこと。

100年以上の周期で、このような竹枯れの時期があると伝えられています。

一説には再生するまで20年以上とも。

ベテランの作り手さんも初めての経験なので、本当のところは誰も知らないとか。

 

この地域以外にも竹枯れの話が耳に届いており、

近年の気候変動の影響なのかもしれません。

再生までに本当に20年かかるとすれば、ただでさえ高齢化で継続が危惧される

この地域の竹細工自体が失われる可能性もあります。

今後の展開が気になっており、科学的な見解を求めているところです。

| 久野民樹 | 報告 | 17:43 | - | - |
竹細工製作実演とお話の会

岩手・一戸の竹細工職人、上平さん兄弟を

現在開催中の「日本の手仕事・暮らしの良品展」にお招きし、

製作実演とお話の会を開催しました。

実演を見るため、早くも午前中からお客様が。

編み上げたあと、難しい仕上げの作業も見せてくださいました。

 

普段なかなか見ることができない竹細工の製作風景に、

多くの方が見入っていらっしゃいました。

また、秋田のアケビ蔓細工職人・中川原信一さんも駆けつけてくださり、

上平さんの作業を熱心に観察している姿が印象的でした。

 

お話の会も、上平さんの仕事の背景、成り立ちから現状まで語ってくださり、

貴重な機会となりました。参加して下さった皆さん、ありがとうございました!

| 久野民樹 | 報告 | 23:22 | - | - |
富山スタディーツアーのこと 6
富山スタディーツアーの2日目、越中八尾和紙の桂樹舎へ伺いました。
普段は非公開の民族工芸館で、創業者である吉田桂介さんの収集品を見ながらの勉強会です。
解説してくださるのは、桂樹舎の吉田泰樹さん、工芸まことの松村真さん、手仕事フォーラムメンバーの吉田芳人さんです。
なんとも贅沢な時間でした。
ありがとうございました。

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| 管理人 | 報告 | 09:04 | - | - |
芹沢げ霤犬砲峠」⇒朮陲管弸覆魄呂鵑

富山スタディツアーでは、芹沢作品の国内屈指のコレクターである

郡上紬織元・宗廣陽介氏(写真奥の右から3番目)に解説をいただきながら

宗廣コレクションの芹沢げ霤犬鮓るという、滅多とない機会に恵まれました。

 

ツアーの最初の訪問先である南砺市立福光美術館へ雨の中到着すると、

ロビーで素晴らしい着物をお召しのご婦人に目が吸い寄せられ・・・

なんと宗廣陽介氏の奥様ではありませんか!(写真手前のいちばん左)

宗廣氏に久野代表が事前に訪問の旨をご連絡していたため、ご夫妻で岐阜からお越しくださったのです。

本当に驚きましたし、感激でした。

 

宗廣氏、最後に一通り鑑賞を終えた私たちを集め、手にしたビニール袋からガラス絵を取り出して(!)

「これは偽物。いい?偽物を買わないためには・・・」

「某デパートで買ったものが偽物だった」などなど役立つ?お話をしてくださったりと、

とても気さくで飄々とした方なのですが、やはりスケールが違いました。

 

さて。宗廣氏はもちろんですが、この写真に写る女性は私を除く全ての方が、染織と共に生きる方々です。
偶然、たまたまなのですが、これもまたご縁でしょうか。
かつて宗廣陽介氏のお父様である宗廣力三氏(郡上紬・人間国宝)に師事された、
日本工芸会正会員の染織家・山下郁子さん(写真奥いちばん左の方)。
そして、今回のスタディツアー参加者のうち5名が、
倉敷本染手織研究所の石上梨影子さん率いる卒業生の皆様でした。
(かく言う私もお遊びレベルですが、大井川葛布直伝の葛の糸作りと、和綿の糸作りの修行中)
****************************************
さてさて!会期もいよいよ残りわずか。
芹沢のこれまた素晴らしいガラス絵がたくさん見られます。型染めと違い全てが一点もの、貴重な機会です。
そして、型染めの作品群はほとんどがそのまま間近に見られるので、
ガラス越しに見るのとまた印象が違う気がしました。これも貴重な機会です。
そろそろ秋の盛りであろう森の中の南砺市立福光美術館へGO!!

「〜色ソメツ 心ソメツ〜 美に愛された染色家 芹沢げ霤検―」▲灰譽ション」

◆会期 令和元年10月5日(土)〜11月4日(月・振)
火曜休館(但し22日(祝)は開館、翌23日(水)休館)

◆観覧料  一般800円 高校生・大学生500円 中学生以下無料
(常設展観覧料を含む)

https://nanto-museum.com/category/exhibition/in-session/

| 指出有子 | 報告 | 09:04 | - | - |
富山スタディーツアーのこと 5
富山スタディーツアーの初日、わたなべ木工芸へ伺いました。
庄川挽物木地といわれる木地屋さんです。
挽物とは、ろくろで回転させた木材の表面を刃物で削り、椀、盆など円形のものに加工する技術です。
実際に見せていただきました。
渡辺さん、ありがとうございました。

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| 坂本光司 | 報告 | 09:03 | - | - |
富山スタディーツアーのこと 4
富山スタディーツアーの2日目、工芸まことへ伺いました。
店主の松村真さんは、桂樹舎の創業者である吉田桂介さんに眼を鍛えられたひとりです。
工芸まことという店名も、吉田桂介さんの案だそうです。
いつも美しい展示で迎えてくれます。

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| 坂本光司 | 報告 | 10:19 | - | - |
富山スタディーツアーのこと 3
富山スタディーツアーの2日目、越中八尾での町歩きがありました。
手仕事フォーラムメンバーの吉田芳人さんの案内で、八尾の町のいろいろを教わりました。
日本の道百選にも選ばれる諏訪町本通りの美しさの秘密を知りました。

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| 坂本光司 | 報告 | 09:53 | - | - |
富山スタディーツアーのこと 2

富山スタディーツアーの2日目、越中八尾でのお昼は「山元食道」です。
山元食道のロゴは、桂樹舎の創業者である吉田桂介さんによるものです。

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美味しいカレーライスをいただきました。
(またカレーでした)

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| 坂本光司 | 報告 | 10:48 | - | - |
富山スタディーツアーのこと

富山スタディーツアーに参加しました。
新高岡駅での集合の前に、昼食をカレーうどんの店「吉宗」でいただきました。
以前、久野恵一さんと夜にきて、カレーうどんが売り切れで食べられなかったという苦い思い出があります。
今回は、民樹さんときて、カレーうどんを食べることができました。
幸先の良いスタートです。

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| 坂本光司 | 報告 | 10:43 | - | - |
八尾の町と桂樹舎
今回の富山スタディーツアーでは、「桂樹舎」の吉田泰樹さん、「工藝まこと」の松村真さん、八尾のフォーラムメンバーの吉田芳人さん、八尾を、桂樹舎を語るにこれ以上はないというお三方からお話をきかせて頂き、八尾の町と、桂樹舎をディープに堪能させていただくことができました。

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△八尾を語って下さったお三方(桂樹舎にて)

八尾は江戸時代から養蚕が盛んで、特に蚕種(蚕の卵)の産地として発展し、国内外の需要に応えていたようです。その蚕種を包む紙、また富山の売薬用紙として紙の需要があり紙漉の技術も同時に発展したそうです。

「風の盆」についても、養蚕業で財を成した八尾の旦那衆が、民衆の盆踊りを今の洗練された形に育てたとの事。

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△蚕養宮神社  灯篭脇には繭の形の手水鉢が。

明治の最盛期には「山家千軒紙漉かざるものは無し」と言われた程の八尾の紙漉産業ですが、徐々に衰退し、平成15年には桂樹舎一軒のみになったとのこと。

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△美しい桂樹舎の佇まい

創業者の吉田桂介さんはとても勉強家で読書家、ありとあらゆることに興味を持ちそれぞれの分野にとても造詣が深かったそうです。
それは見学させてもらった工芸館の数々の珍しい収集品からも伺えました。
芹沢げ陲箸僚于颪い之神和紙を作るようになり、和紙をただ紙としてではなく製品化して世に送り出すことになったそうです。
八尾の紙漉の伝統を絶やしてはならないという桂介さんの思いは桂樹舎という形になり、今その製品は多くの人々に愛され続けています。

八尾の美しい街並み、それを守っていこうとする人々の暮らしぶり、八尾の町にあってこその桂樹舎の営み、個人の旅ではとても知り得なかったことをここまで深くご案内してくださったこと、とても感謝しています。
ありがとうございました。

葛西美保子
| 管理人 | 報告 | 10:37 | - | - |
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