手仕事フォーラムblog

手仕事フォーラムのメンバーが、日々発見した事や物をお届けします
昔の瀬戸焼
学習会「昔の物今の物」に参加しました。
講師をされる横山先生が大学生の頃から収集された瀬戸焼の器の数々を、
実際に見ながら手に取りながらお話を聞く貴重な勉強会でした。

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瀬戸焼は、六古窯の中でも一番歴史が古く、最初は素焼きで始まり、窯の中でたまたま灰が掛かったところが美しかったので灰釉を施すようになったそうです。
土が白くそれだけで十分美しいのですが、磁器の生産が増え市場が変わってくるとそれに対して瀬戸焼も江戸時代の後期までには、鉄釉や呉須などで絵付けしたものが生産されます。
庶民の食事の際に使う石皿や飯碗などの器の他、灯明皿、行灯皿、火鉢などの生活道具にも多彩に描かれています。
中には、型を置いて吹き付けて柄がつけられたものもありました。
鶴や海老の絵は活き活きとし、夕景や柳、松葉の絵もとても美しく、筆の流れや勢いやおさまりの良さで何千、何万枚と描いていたことがわかるのだそうです。

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それにしても使われていた器の味わい深さ、美しさはなんとも表現しがたく、皆それぞれに引き込まれていました。
横山先生が今回お持ちくださった器で日頃、よく使っているお皿があり、そのお皿に料理を乗せたときに、縁の厚みが効いておさまり良く本当に重宝しているのだそうです。

今回この学習会に参加して、昔の物との関わり方を少し知ることが出来たような気がしました。
この感覚を忘れないうちに続けて学んでいけたらと思います。
| 山崎綾 | 報告 | 09:27 | - | - |
学習会「昔の物今の物」瀬戸焼に参加して
6/30の学習会「昔の物今の物」瀬戸焼に参加しました。
急用で途中からの参加となりましたが、汗だくでたどり着いた途端、
目にした行灯皿の朝顔文様にぐっと心を捕まれて、
参加出来て良かった...と心から思いました。


石皿や行灯皿等の様々な文様は、おおらかでのびやかで、文様好きにはたまらなく魅力的なものでした。

江戸時代から現代のものまで…、火鉢などの大物から可愛らしい小皿まで…、
本当に多岐に渡るものを、沢山お持ちくださる横山先生には感謝の気持ちで一杯です。

これだけのものを、見るだけでなく手に取り、重さや手触りを実感出来る機会は中々ありません。
また、(骨董趣味ではないので)ひどい汚れの場合、漂白し元の姿に戻しているものもある、
などの裏話もお伺い出来ました。
目から鱗でした。チャレンジしてみたくなりました。

他の参加者の方たちのような知識やセンスがないため、少々肩身が狭いながらも、
横山先生のお話や、皆さんの活発な会話を聞いているだけで、ワクワクする幸せな時間でした。
また次回を楽しみにしております。
有難うございました。
(H.K) 
| 管理人 | 報告 | 11:05 | - | - |
瀬戸焼 学習会 に参加して
今回は横山先生の貴重な瀬戸焼のコレクションを拝見させて頂き大変勉強になりました。

六古窯から現代に至るまでの瀬戸焼の歴史や瀬戸本業窯の名前の由来など幅広く説明してくださいました。
瀬戸焼は黄瀬戸や三彩のイメージが強かったのですが、鳥や草花などがのびのびと勢いのある筆使いで描かれた器は初めて見ました。

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幕末期に作られたという鮮やかな色使いの異人と帆船の絵の徳利はまさにイメージと正反対のものでした。

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他にも庶民の日常生活の中で使われていた行灯皿やお歯黒壺など貴重な器の数々を間近で、また手にとって見させて頂き感激しました。
時代の変化とともに変遷をたどってきた瀬戸焼が、これから伝統を守りながら、どう変わっていくのか楽しみにもなりました。
貴重な機会を与えて頂き、本当にありがとうございました。
(Y.A)
| 管理人 | 報告 | 14:15 | - | - |
学習会「昔の物今の物」を開催しました

6/30、鎌倉・もやい工芸にて学習会「昔の物今の物」を開催しました。

第6回のテーマは瀬戸焼です。

いつものように、横山さんがたくさんの器を持ってきてくださいました。

(下の写真以外にももっとたくさんあります)

瀬戸焼の辿った歴史はまた独特で、興味深いものでした。

また、「昔の物」に見られる工人の技術の高さと、物の魅力に驚くと共に、

「今の物」にも活かせるヒントをたくさん見ることができた有意義な時間でした。

横山さん、ありがとうございました。

今後もこの学習会は続きます。ぜひご参加ください。

| 久野民樹 | 報告 | 22:56 | - | - |
みせる仕事

すでに指出有子さん(http://blog.teshigoto.jp/?day=20190610)、久野民樹さん(http://blog.teshigoto.jp/?day=20190618)が報告してくださいましたが、今月、静岡の芹沢げ霹術館で学習会が開かれました。

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この日の課題の一つが、「展示を見る」。美術館に行ってるんだから当たり前!? 作品を味わうことに加え、「見せ方/魅せ方」が注目のポイントでした。

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作品や展示について話す学芸員の白鳥誠一郎さん(奥右)

 

美術館の所蔵品は、芹沢の作品約1000点、収集品が4500点あまり。「どういう切り口でも展覧会をできる」という品々から、特別展のテーマに合わせて展示品を選びます。「自分が選択するなんて、すごく申し訳ないことをしている感覚がいつもある」と白鳥さん。重圧がにじみます。

 

さらに、それらをどう並べるか。生前に自ら手がけた展覧会は、作品内のレイアウトと同様、細部まで徹底的にこだわったという作家です。白鳥さんが担当するようになった当初は、模型を作ってシミュレーションしていたそうです。今は同僚のみなさんと現場で並べ、いろいろ入れ替えるうちに「音のチューニングをするみたいに、ピーッと合ってくることがある」。今回、「みのけら図二曲屏風」を中心にした展示室があり、その構成に真骨頂を見た気がしました(ここでお目にかけられないのが残念です。ぜひ、30日までに美術館へ)。

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「バランス力のすごい人」「理性と感性の両方を使って制作しなければこの仕事はない」。白鳥さんの作家評は、そのままご本人にもあてはまると思いました。

| 大部優美 | 報告 | 14:30 | - | - |
四季曼荼羅図二曲屏風

芹沢げ霹術館の「屏風」展は6月30日までです。

 

ポスターの題材は、芹沢げ陲梁緝什遏峪裕曼荼羅図二曲屏風」。

入館して、一番最初の展示室に展示されており、改めて圧倒されました。
芹沢76歳の時の作品で、代表作というべきものです。

アメリカ・ジョンFケネディ記念館への寄贈品として製作され、

構想から5年を要したとされています。

 

先日の学習会での白鳥さんの解説から少し紹介します。

・・・ケネディ記念館への寄贈品ということもあり、

日本を向いているが、海外にも向いているようにも感じられる。

幾何学模様や具象的な物、文字が配置されていて、非常に複雑な構成。

色数は決して少なくないが、配色の設計をどのようににやっているのか…

これだけの数の色を使ってしまうと、普通なら破綻してしまうところを

結果からみると渋い印象にしている。

 

今回の学習会に参加したYさんが気づいたのは、

収集品の展示室にあった「金剛界種字曼荼羅」と構成が似ている点。

白鳥さんによると、二つの大きさを合わせて比較してみると、

構成が一致するのだそうです。

今回の展示ではあえて両方を展示したとのこと。

 

ぜひ、実物をご覧になってみてください。

 

| 久野民樹 | 報告 | 10:54 | - | - |
秋田・男鹿で手仕事の展示を催しました

過日、尾山台「手しごと」は、秋田県男鹿市での展示販売会に参加させていただきました。

築67年の立派な農家を改装して、カフェと民宿を営む「ににぎ」さんのお座敷に、
秋田の星耕硝子さんと一緒に、各地の焼き物、編組品、染織品、木工品などを展示させていただきました。

柱、梁、床板、天井板、建具など、良質な木材がまるで寺社建築のように豊富に使われており、気持ちの安らぐ空間です。

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手仕事のものがよく似合います。

はじめての場所でしたが、星耕硝子さん、ににぎさんのご尽力によりたくさんの方においでいただき、
大変ありがたく、勉強になった2日間でした。

各地に手仕事を求めている方達がいると実感し、橋渡しの役割は大きいと心を新たにしました。



さて、男鹿といえば、なまはげです。

ににぎさんが在るのは、秋田県男鹿市北浦真山字塞ノ神下14番。

大晦日の真山集落のなまはげが再現される「男鹿真山伝承館」や「なまはげ館」から程近い場所にあり、
こちらは、真山神社とのゆかりも深く、大晦日にはもちろんなまはげがやってくるそうです。

(余談ですが、伝承館は観光なまはげと侮るなかれです。
神社ふもとにある茅葺きの古民家で繰り広げられる再現は臨場感があり、大人は、恐ろしくも楽しい体験ができます。
お子さんにはただただ悲劇ですのでご注意下さい。)

そして、「塞の神」。
村などの境界や峠にあって、わるいものが入ってこないように防ぐ神、道祖神ともいいます。
その地名からも想像できるように、古くからの信仰や伝承がいまも感じられる興味深い場所でした。

ににぎさんのホームページに詳しい由緒が載っていますので、ぜひご一読下さい。
http://ninigi-cafe.com/history/


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男鹿半島の景色と温泉もすばらしかったです。

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ににぎさん、星耕硝子さん、どうもありがとうございました!

| 山藤香織 | 報告 | 09:47 | - | - |
「芹沢げ陲琳風」展(学習会報告)

(画像は芹沢げ霹術館HPよりお借りしました)

 

当ブログ6/3の報告にありました、静岡市立芹沢げ霹術館で開催中の

「芹沢げ陲琳風」展(6月30日(日)まで)を見学する学習会に参加しました。

 

学芸員の白鳥さんに解説していただくと、仕事に情熱的に取り組む芹沢をより強く感じられます。

皆、質問しながら熱心に作品や芹沢の収集品を鑑賞させていただきました。

今回は「屏風」展ですが、屏風だけ並べたのでは展示上で味気ないとのことで、考え抜いて選ばれた着物や帯、収集品などもあわせて展示されています。

その多才で多彩な仕事は「・・・すごいなあ」の一言です。(ボキャ貧)

開催中の「芹沢げ陲琳風展」での展示の見どころの一つが、

同じ型の色違いの屏風を左右に並べたパターンが幾つか見られることです。

こうした機会はなかなかないと思いますので、じっくりと見比べてください。面白いですよ!

 

さて、展示会では普通は作品を見るものですが、それに加えてフォーラムのメンバーは「展示」についての興味関心を強く持っています。

企画展の企画はどのように立てるのか。全体の構成はどのように考えるのか。

展示物は、数多くの収蔵品からどのように選ぶのか。

展示の際はどういったことに気をつけているのか。などなど質問が飛びます。

 

それは、芹沢が自身の展示会などの際に「展示」について妥協しない人だった、という話を聞いているためでもあります。

作品を活かすも殺すも展示次第。そうしたプレッシャーを常に背負いながら、制約のある中で年3回の企画展を催す芹沢げ霹術館のスタッフの皆さんのご尽力を思いつつ、芹沢の世界にどっぷり浸ります。

 

最近では駒場の日本民藝館がずいぶん賑わっています。外国人も増えました。

こちらは東京近郊から少々遠いですが、民藝や芹沢の作品に興味を持ちながら訪問したことのない方には、

とにかく一度行ってみるべし!と強く強くお勧めします。

敷地内には移築された芹沢の自宅があり、土日祭日には見学できますので、どうぞお時間に余裕を持ってお出かけください。

 

 

「静岡市立 芹沢げ霹術館」 (休館日・毎週月曜日)

https://www.seribi.jp/exhibition.html

(画像は芹沢げ霹術館HPよりお借りしました)

 

| 指出有子 | 報告 | 00:33 | - | - |
学習会・芹沢げ霹術館「芹沢げ陲琳風」

6/2(日)、静岡の芹沢げ霹術館にて

「芹沢げ陲琳風」展の学習会を実施しました。

学芸員の白鳥さんの案内のもと、屏風をはじめとした芹沢げ陲虜酩覆鬚呂犬瓠

収集など、実にたくさんのものを観ました。

芹沢の仕事と収集の幅広さに、改めて圧倒される時間でした。

 

終了後は場所を移して座談会。

参加の皆さん各々が感想を述べるとともに、

白鳥さんのお話を聞く場となりました。

詳細は改めて報告しますが、非常に充実した時間となりました。

 

白鳥さんはじめ関係の皆様に御礼申し上げいます。

| 久野民樹 | 報告 | 20:11 | - | - |
小鹿田焼 お話会
ROSAにて開催中の小鹿田焼展。

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そし5/26(日)開催のお話会にお邪魔しました。
講師は久野民樹さんです。

小鹿田焼の特徴、歴史、原料、近況などを紹介いただいたり
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小鹿田焼の中でも、窯元や作り手による作風の違い、特徴を教えていただいたり
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小鹿田焼と地元 砥部焼との比較をお話してもらいました。

実際に目で見て、手で触れて、感じ取ることで、ものの本質がぐっと掴めます。
皆さん「なるほど、然り」というところでしょうか。
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そして今年も門田さんから粋な計らいが。
特注の“飛び鉋クッキー”です。
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昨年の“刷毛目クッキー”に続き今年の新作でありました。
ココアパウダーにレモンの風味が香る爽やかなクッキーでした。
門田さん、ご馳走さまです。

藤岡 葵
| 管理人 | 報告 | 06:13 | - | - |
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