手仕事フォーラムblog

手仕事フォーラムのメンバーが、日々発見した事や物をお届けします
読谷やちむんの里で伝統をつなぐ、ゆいまあーるの精神を見る つづき
 常秀先生の話では、数年前より年に一度、寒いこの時期に荒焼の窯を焚いているとのことです。彼は施釉陶の上焼(ジョーヤチー)が本業ですが、沖縄民衆窯の伝統を後世に伝えたいが故に、あえて荒焼用の窯を創り、次代をになう若者達に声をかけ手伝わせて、やちむん・ゆいまあーるの精神を絶やさないように取り組んでいるのだと私は思いました。あらためて、彼がたんなる沖縄の個人的陶芸家をめざしているばかりでなく、沖縄の陶器を正しく伝承させていく志を持った作陶家であることを知りました。

 荒焼の窯は小ぶりでしたが半地上式の直炎式古窯型で、丹波立杭や唐津古窯と相似しつつも沖縄らしい造形のわかりやすい構造でつくられています。 4日間の窯焚きは、火口であぶりを2日間、その後火口と左右両側の焚き口三方向より同時に割り木をくべていくという、3人1組の方法です。

 還元焼成ですから割り木の量も労力も大変ですし、さらに窯出しされた製品のロスも多いはずです。完成品も作家の作品と違い日用雑器が多いので販売しにくいと思われます。
 読谷村やちむんの里は今や全国にもその名が知られる窯場となりつつあります。つくりての多くは個人作家をめざし、工人として日曜雑器にとりくむ若い世代も様々に、その生き方を模索しつつ励んでいる姿がみられる、沖縄らしい元気な焼き物づくりの地ともいえるでしょう。 そんな中で、未来を見据え、沖縄固有の伝統を繋げる努力を実践する、物静かなつくり手の存在と出会えたことは、この度の沖縄行での大きな収穫でした。私なりに今までの先入観を反省するいい機会が持てたことも重ねての収穫です。
| 久野恵一 | - | 12:23 | comments(1) | trackbacks(1) |
伝統が、自動更新されていったのは昔の話。これからは意識的に残そうとしなければ残っていかないのですね。このような取り組み、敬意を表します。
| 藤岡泰介 | 2006/03/27 2:34 PM |









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やちむんの里に行きました
先週の土曜日に、焼き物で有名なやちむんの里に行ってきました。写真は、焼き物を焼く登り窯です。 クース(古酒)を作る焼き締めの甕or壷を探しに行ったのですが、数が少なく、なんといっても高い(ToT)。 仕方ないので、玉入りのカラカラを買ってきました。(それとは別
| 雑印(zouzirushi) | 2006/06/27 11:09 PM |
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