手仕事フォーラムblog

手仕事フォーラムのメンバーが、日々発見した事や物をお届けします
ヒロロ細工
民藝の教科書⑤は諸工芸。
その中に草工品も入れるべきなので、今、日本で唯一つくれる
産地と言ってもやむを得ない会津三島を訪れました。
元々昔からこの地でこのヒロロという草を縒って編む仕事は無かったようです。
また、ずっと昔には似たようなものがあったとも聞きましたが、
この仕事を本格化させたのは現在も仕事をされる久保田早苗さんです。
会津三島の工芸運動が起こってからこの仕事に携わり、
優れた技術者でもあって、彼女のつくるヒロロ細工は引く手数多でもありました。
1つ編むのに数週間も掛かり、同時に材料の整えが最も大変との事でした。
しかし、人柄のよい久保田さんに習おうと近在のご婦人たちが集まり、
その中のわりと上手な方が今回取り上げる事にしました。
時期的には採取時期ではないのですが、
揃えていたヒロロで編む工程を見せていただきました。
驚いたのはヒロロのみならずミョウガの皮も用いたり、
あるいはアカソという古代原始織物に用いた草をも取り入れたのだそうです。
私が感心していると「アカソいっぱいありますよ」とアカソの採取を見せてくれました。
またそのアカソを編むのに、適した材料を選ぶのはご覧のとおりです。
どうやら私が思うにはこの地のヒロロ細工は私がこの仕事に入ったころ、
まだ続けられていた会津若松郊外の東山温泉から7kmほどさらに山奥に入った
湯の入地区のガマモダスカリを見本としていたようです。
ヒロロ皮と同じような編み方をしますが、縦にガマを用いるのが三島と違うところです。
久保田さんはガマモダスカリの使い古したものをこの辺でも使っていた事からヒントを得て、
現代的で都会的な抱えバックに変容させて立派なものにしたのでしょう。
| 久野恵一 | 調べる | 17:21 | comments(0) | trackbacks(0) |









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