手仕事フォーラムblog

手仕事フォーラムのメンバーが、日々発見した事や物をお届けします
住まいを考える 2
前回はリビングのリノベーション ビフォー&アフターをご紹介しました。
(5/2のブログ参照ください http://blog.teshigoto.jp/?day=20160502)
続きましてお手洗いをご紹介します。

まずはビフォーの状態。


手洗いカウンターが撤去されました。


カウンター作成中


完成後がこちらです。

劇的な変化を遂げました!
欅の古材を用いたカウンターに、小鹿田焼の刷毛目の手洗い鉢が収まっています。
こちらは坂本浩二窯に設計士さんが注文してくれたものです。
カウンターの扉は古い杉の戸板に手を加えて再利用したもの。
窓は、外から見えてしまう透明の窓だったので、模様ガラスが入った古い建具を
設計士さんと一緒に古道具屋さんで探し、内側からはめ込んでもらいました。
この窓枠に合わせて鏡の周囲にも木枠が取り付けられ、ぐっと雰囲気が出ました。
壁はクロスを剥がして漆喰を塗り、床は元の床の上にナラのフローリング材が貼られました。

なお、鏡に写っております撮影者の上部(入口ドア上部)にもご注目ください。
暗い廊下を明るくしたい、というリクエストに応じてガラスにしてくださったのですが、
はめこんだ内窓と同じ種類の模様ガラス(モールガラスとウォータードロップ)を用いて、
同じデザインで工務店さんが作成してくれました。

図面にはこういった細部までは記載されていないので、
現場で見て「ああ、こうなるんだ!」ということがしばしばあったのですが、
こういったことをさりげなく施す工務店さんのアイデアに驚かされることが多々ありました。

また、古い建具や古材の再利用は、実際には簡単ではありません。
サイズが合わないものに手を加えて設置するノウハウ、技術が大工さんにないとできません。
大工さんなら普通にできるものだと考えていましたが、実際にはそういった「木を扱える」
確かな技術をもった大工さんは減少しているそうです。
なぜなら、今、建てられている家の多くは新建材を用いているから。
ハウスメーカーなどの、マシンカットされた材木と新建材で家を建てるのに必要な工具と、
在来工法で家を建てる大工さんの使う道具の種類、数には、雲泥の差があると言います。



設計:源野建築設計工房
施工:藤井工務店、永田建築工房
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