手仕事フォーラムblog

手仕事フォーラムのメンバーが、日々発見した事や物をお届けします
鳥取生まれ、富山・庄川のパン切り台

NHK BSプレミアム「イッピン」で、富山県庄川の挽物木地が取り上げられました。

 

私たちとも繋がりの深い、わたなべ木工芸の渡辺章司さんが

ご家族で出演されていました。

 

 

同番組が今回の大きく取り上げていたのは、パン切り台でした。

番組の中では「"民芸作家"の吉田璋也がイギリスの製品をもとにデザイン」

と触れられていましたが、改めてご紹介します。

 

このパン切り台は、鳥取の民藝運動に大きな貢献をした

吉田璋也氏(本業は医師です)が、イギリスの木工品をヒントに

デザインを取り入れたものです。

氏は、鳥取の民藝振興のため、新作民藝のプロデュースに取り組み、

大きな功績を残しました。

こちらのページに詳しく紹介されています。

http://shoyayoshida.jp/history/

 

木工においては、イギリスの家具を始め様々な意匠を取り入れ、

新たな製品作りに取り組みました。

ですので、このパン切り台も元々は鳥取で生まれ、作られてきたものです。

最近まで鳥取のある木工職人の方が製作されていましたが、

後継者がおらず、いよいよ製作者が途絶えてしまうという状況になった折、

手仕事フォーラム創設者の久野恵一が、わたなべ木工芸の渡辺さんに

製作を依頼したのでした。

その際、木材にトチを指定したのは、トチならではの柔らかさと、

白木の美しさ、木目の雰囲気を活かしたかったからでしょう。

(現在は、鳥取でも復刻されており、製作している方がいらっしゃいます)

 

高い美意識が感じられる意匠とともに、木ならではの温もり、

そして、渡辺さんの熟練の技術と職人の気質が感じられる一品です。
トチは個体差が大きく、木の成長の仕方などによって

美しい木目が出ないことも多いですが、
普段の生活に温もりのある木工品を取り入れていただくきっかけとなればと思います。

 

フォーラム会員の横山正夫さんも「昔の物 今の物」で紹介されています。

http://teshigoto.jp/serial_report/mukashi/vol83.html

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