手仕事フォーラムblog

手仕事フォーラムのメンバーが、日々発見した事や物をお届けします
大日窯の珍品?

先日、尾山台手しごとの在庫整理をしていたところ、
見慣れない磁器の茶碗を見つけました。



有田焼・大日窯のものですが、絵付けの雰囲気が違うし、

染付けの呉須の色も、大日窯の通常のものと異なり、 ややくすんだ、落ち着いた色調です。
(写真では上手く伝わりませんが…)

裏には、通常「大日」または「日」の字を元にしたマークが描かれますが、
こちらは「大日窯」と字で書かれています。

大日窯の久保さんに確認したところ、有田の泉山磁石場の陶土を
使って作られたものということでした。

現在の有田焼の陶土は、天草(長崎県)で採られたものが使われています。
有田の泉山は、日本で初めての磁器が産まれるきっかけとなった採土場ですが、
既にほとんど掘り尽くされ、現在は使われていません。

この器は、その泉山で最近採掘された土を使ったものです。
初期伊万里のような、古く素朴な有田焼の雑器の雰囲気を残したいと言う
久保さんが試作したようです。

そもそも貴重な土と言うこともあり、定番製品と言うわけには行かないのですが、
久保さんの意欲と気概が感じられる一品です。

| 久野民樹 | いろいろ | 14:48 | - | - |
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