手仕事フォーラムblog

手仕事フォーラムのメンバーが、日々発見した事や物をお届けします
名物と手仕事〜姫路「御座候」〜

兵庫県姫路市に本社がある株式会社御座候さん。

そちらで使用されている包装紙や餡のパッケージに、小田中耕一さんの型絵染が使われていることは、以前このblogで紹介させていただきました。

が、御座候さんの主力商品である「御座候」については、紹介したことがなかったので、今回改めて紹介させていただきます。

この「御座候」、もし、小田中耕一さんの型絵染を使われていなかったとしても、いずれ「名物」として紹介させていただいたであろうと思うほど、兵庫・大阪の人には馴染みのある食べものです。

全国的には、このお菓子は「大判焼」「回転焼」などの名称で呼ばれますが、私の育った大阪では、「御座候の大判焼」ではなく、ただ「御座候」と呼びます。

お菓子の名称が、1つお店の商品名に置き換えられているほど、圧倒的なシェアを誇っているのです。

その魅力は、防腐剤や添加物を一切使わず、こだわりを持って作られた「御座候」が、美味しい上に、安価であることです。(ちなみに現在のお値段は1個85円)

「健康で無駄がなくまじめでいばらない」優れた手仕事と何だか似ていますね。

大阪は兵庫と同じ店舗数がありますが、どこのお店に行ってもいつも行列が出来ていて、並んで観察していると、少しだけ買う人もいますが、10個・20個と買って行かれる人もたくさんいます。

きっとみんなでわいわい食べるのだろうなぁと想像すると、こちらも楽しくなります。

菓子折りに入った高価な手土産とは少し違いますが、肩ひじ張るより美味しいものが好き、という浪花の人の好みに合っていると思います。

「御座候」は、皮はもっちりと柔らかく、餡は小豆の赤あんと、てぼう豆の白あんの2種類があり、どちらも美味しいです。

今日は、秋田・楢岡焼のうつわに入れてみました。

青い釉薬に、まん丸の形が満月のようで、本当に美味しそう。

『日本の手仕事をつなぐ旅<うつわ◆筺戮乃很遒気鵑蓮◆岾ち落悗蓮関東以北の比較的見慣れている人にはいいのだが、西日本では嫌がられる。(中略)どうやって嫌味なく、このたっぷりとした青い釉薬を見せるかと苦労しながら、さまざまなやきものができていった。」と語っておられますが、使い慣れるとお料理にも、このようにお菓子にも合うことがよくわかります。

「御座候」は生ものなので、オンラインショップでの販売はされていません。関西ほどではありませんが、他の地域にもお店がありますので、ぜひ愛らしい小田中耕一さんの包装紙と「御座候」の美味しさを、目と舌の両方で楽しんでみてください。

| 瀬部和美 | つかう | 17:45 | - | - |
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