手仕事フォーラムblog

手仕事フォーラムのメンバーが、日々発見した事や物をお届けします
“人形たち”芹沢美術館

静岡の芹沢げ霹術館で開催中の「芹沢げ陲了裕─彭検
“春夏秋冬”の作品に続く収集品の展示室には、
花巻土人形、堤土人形、相良土人形、三春人形・・・と、
芹沢が熱心に集めた内外の人形たちから日本のものが70点、いきいきと並べられています。

IMG_3908.jpg

上の写真は、大原美術館『芹沢げ陲僚集』(1978)の1ページ。
政岡棚に並んだ三春人形。芹沢が好んだ展示の1つで、芹沢美術館にそれが受け継がれています。
今展では、この棚に堤人形が並んんでいました。

他にも張り子の人形や御所人形、素朴な人形たちはいずれも今にも動き出しそう。
色の剥落した土人形は、まるで小さな抽象彫刻。
これだけの数を一堂に見る機会は多くはありません。人形好き必見です。

羽子板などもあり、人形を中心いした玩具の展示の中に、
1月のブログ(→“箱”の謎解き)で紹介した文箱が展示されています。
百人一首が入った小さなも箱も。横山コレクションの文箱の謎解き・・・興味津々。

人形たちの展示に添えた美しい染物も見どころです。
三春人形の背景を飾る沖縄のウチクイ3点は、素晴らしい。
筒描きの「猿文幟裂」は名品、同じ猿模様の模様の馬飾りは初めて見ました。
辻ヶ花と思われる裂や、初期の友禅を思わせる裂は決して庶民のものではありませんが、
未熟ともいえる技法の中に、だからこそ現れる力強い構成や大胆なまでの配色のが芹沢の目を引いたのでしょう。

見どころ満載。また見にゆきたい展覧会です。

 

| 大橋正芳 | みる | 09:11 | - | - |
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