手仕事フォーラムblog

手仕事フォーラムのメンバーが、日々発見した事や物をお届けします
種子鋏

私にとって種子島といえば…

興味はあるものの果たしてこの先行く機会があるだろうかと考えれば

とても可能性が低い場所の一つです(すみません…)。

 

しかしそれでは話が続かないので、一本の鋏が種子島へのロマンを

かき立ててくれるということにします。

以下の写真は鎌倉もやい工藝の普段使いの種子鋏です。

 

 

 

 

種子鋏は久野恵一さんの『民藝の教科書』5手仕事いろいろで紹介されています。

牧瀬義文氏と梅木さんが並んで写真に写っています。

 

ところで先日、図書館の雑誌架をブラウジングしていたところ『月間文化財』の

4月号が目につき、なにげなく目次を読むと、「西之表の種子鋏製作技術」「論田・

熊無の藤箕製作技術の現状と今後に向けて」「鴻巣の赤物施策技術」などなど、

なかなか面白そうです。

 

それで、今回は種子鋏について書こうと思い立ったというわけです。

ショックだったのは、唯一の完全手打ち種子鋏技術保持者の牧瀬義文氏が、

平成28年に急逝していたこと。

そのうえ、代わって梅木さんの技術指導にあたっていた実弟で幼少時から兄弟して

父親から鍛冶技術を伝授されていた牧瀬博文氏も平成29年に急逝していたことです。

 

梅木さんが技術指導を受けたのは実質5年だったそうですが、

梅木種子鋏製作所を立ち上げて日々研鑽しておられるそうです。

『民藝の教科書』に登場している作り手の中には、このように既にお亡くなりになったり

引退して後継者もいない仕事もありますが、種子鋏はかろうじてつながったようです。

 

いま再び『民藝の教科書』を読み直すと、この仕事はどうなったのだろうと

思う仕事もあります。

| 中村裕史 | 報告 | 09:02 | - | - |
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    
<< July 2018 >>
リンク集
最近の記事
カテゴリー
最近のコメント
バックナンバー
最近のトラックバック
ライタープロフィール