手仕事フォーラムblog

手仕事フォーラムのメンバーが、日々発見した事や物をお届けします
瀬戸焼・一里塚本業窯のロクロ仕事

瀬戸の一里塚本業窯にお邪魔しました。

今回は注文品の確認の他、水野さんのロクロ仕事の見学も目的の一つでした。

 

一里塚本業窯は、瀬戸本業窯の分家にあたる窯です。

現在の当主・水野雅之さんは、瀬戸本業窯の職人として修行したのちに、

実家の窯を継ぎました。

 

早速ロクロ仕事を拝見。まずは角湯呑です。

瀬戸で作られてきた伝統の形です。

修行時代には1日に200〜300個も作ったとか。

 

慣れた手さばきであっという間に形作られます。

大きめのなめし革をつかって、ロクロ目(指跡)を

出さないように丁寧に仕上げます。

 

これだけでは終わりません。

口当たりがよくなるよう、口縁の内側をわずかに反らします。

今度は小さななめし革を使って、非常に繊細な手さばきです。

「ここが難しいんです」と水野さん。

口を反らし過ぎても形が悪くなります。

すっと真っ直ぐ上に立ち上がる形の良さを維持しつつも、

実用に適う形を追求した結果です。

昔はこのような処理はしておらず、久野恵一からの注文だったそうです。

 

トンボ(サイズを決める道具)を使わなくても、

ピッタリと大きさが決まっていたのはさすがでした。

熟練の作り手だからこそ成せる技を見せていただきました。

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