手仕事フォーラムblog

手仕事フォーラムのメンバーが、日々発見した事や物をお届けします
須波隆貴さんのワークショップ

秋晴れの日曜日、大阪民芸館で催されたいかごのワークショップに参加してきました。

先日の倉敷フォーラムで訪問させていただいた須波亨商店の須波隆貴さんが講師です。

瓶かごと鍋敷きの2種類があり、私は瓶かごを選びました。

席に着くと、すでに持ち手のところは須波さんによって編まれています。

 

スタートの状態

 

始まる前の須波さんからの一言。

「ワークショップには、土びねりとか自分の感性を生かして作るものと、完成形があってそれを目指しましょうというものと、2種類があります。僕のものは後者で結構難しいです。」

おおっ、どうしましょう、不器用なのですが、2時間で私にもできるでしょうか・・・と、不安になりながらも始めます。

まずは、なぜ倉敷で藺草の手仕事が発展したかや、藺草の種類のお話、編むまでの工程などを説明してくださいます。

その後、須波さんが2人ずつ順番に編み方を教えてくださるので、自分の番が来るまでは、他の人のレクチャーを見学します。

須波さんが「自分のを間近で見ているより、他の人が教わっているのを冷静に見たほうがわかりやすいかも。」とおっしゃるとおり、私の組はちょうど真ん中ぐらいだったため、見る→自分の手を動かして編んでみる→また見る、という順番で取り組めたため、とてもわかりやすかったです。

 

七宝模様を作っているところ

 

須波さんに整えていただく

 

底の部分

 

輪を作ったり、捻ったり、結んだり、意外と力が必要で、全く思うように形が整わないものですが、須波さんに要所要所で整えてもらいながら、編み進めます。

4段編むのですが、須波さんが「1段目はよくわからなくて、2段3段で慣れてきて、4段目でできるようになった頃に終わります。」と言われたように、「ちょっと綺麗になったんじゃない?楽しい!」と思った時には、4段目でした。

最後は底をかがる感じで終わります。

その部分は、自信のある人は自分で、私は瓶を入れた時に底が抜けては困るので須波さんにお願いをしました。

須波さんに大半を手伝っていただきながらも、出来上がった時にはものすごい達成感があり、さっそくワインでも買いに行きたくなりました。

「しゃべるのが得意じゃないので。」とおっしゃるとおり、確かに口数は少ないのですが、指導も的確で、お話も面白く、笑い声の絶えない楽しいワークショップでした。

 

お話や説明の中で、須波さんから何度か「美しい」という言葉が出てきました。

例えば、かがった瓶かごの底は、どの形が正しいというものもなく、ただ纏めて固結びにしているようなものもあるけれど、かがって丸くしたほうが美しい。また、かがり方は、どこから始まったかわからないようにしたほうが美しい、それがかごの美学とされているから、など、須波さんは本当に美しいもの、それも飾られて美しいものではなく、瓶かごのように、使われる上で美しいものがお好きなのだな、と思いました。

家に持ち帰り、さっそく使い始めました。

とげとげしたところがなく、滑らかで触り心地がよく、そして部屋に置いていると藺草のよい香りが広がっています。

9月に須波さんの工房を訪れた時にも、いろいろと勉強させていただきましたが、今回のワークショップもとてもよい経験になりました。

須波さん、ありがとうございました!

 

完成したもの

| 瀬部和美 | 報告 | 18:06 | - | - |
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