手仕事フォーラムblog

手仕事フォーラムのメンバーが、日々発見した事や物をお届けします
薩摩焼の学習

今回の鹿児島スタディーツアーでは、薩摩焼について学ぶことが大きな目的でした。

まず、久野民樹さんから、雑誌『民藝』の「特集 民藝と薩摩焼」を見せていただき、薩摩焼の誕生から現在の姿までの大まかな流れを読み込みます。

次に、長島美術館で、映像による薩摩焼の歴史を勉強、映像で見るとよく頭に入ります。

その後に、黒薩摩と白薩摩の展示室に入って見学します。

古いものから最近のものまで、さまざまな技法やかたちのものを見ることができました。

そして、沈壽官窯さんへ。

登り窯や、ろくろのお仕事、絵付けのお仕事、彫りのお仕事など、実際に薩摩焼が生まれていく様子を、とても近くで見せていただきました。

こちらでは、司馬遼太郎さんが先代をモデルにして書かれた小説『故郷忘れじがたく候』の記念碑や、薩摩焼の人形が祀られている神社、沈壽官窯さんで働く方やご近所の方がのんびり過ごされる六角堂、立礼のお茶席が開かれるお部屋なども見せていただくことができました。

案内してくださった児玉さんが、とてもお話がお上手な方で、まるでテレビを見ているかのような本当に楽しい時間でした。

翌日は、十五代ご当主から、薩摩焼の成り立ちから、現在の沈壽官窯さんのお仕事を伺います。

昨日学習したことの復習に加えて、沈壽官さんしか知らない秘話やエピソードもうかがうことができました。

他では聞けない波乱万丈のお話であることに加え、ご当主もまたお話がお上手で、終わった時には、一同「ほうっ」とため息の後に拍手喝采でした。

沈壽官窯さんを失礼し、昼食には平嶺さんの探してくださった黎明館の中にある龍門司焼のうつわでお食事ができるレストランへ。

手に取って、使ってみたうえで、龍門司焼へ。

ちょうど陶器まつりが開催されていたため、たくさんのうつわが販売されており、様々な形や技法のものを見ることができました。

またこちらでは、川原史郎さんに、土の作り方から登り窯の前でできあがったうつわを見せていただくまでの「窯場ツアー」を行っていただき、窯元のお仕事の一連の流れを教えていただきました。

今回は、このような流れで薩摩焼を学習・堪能することができました。

薩摩焼に初めて触れる人にもわかりやすい、楽しく学べたスタディーツアーでした。

お世話になった皆さん、どうもありがとうございました。

| 瀬部和美 | 報告 | 20:57 | - | - |
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< March 2019 >>
リンク集
最近の記事
カテゴリー
最近のコメント
バックナンバー
最近のトラックバック
ライタープロフィール