手仕事フォーラムblog

手仕事フォーラムのメンバーが、日々発見した事や物をお届けします
種子島焼との出会い

鹿児島ツアー1日目、最初に長島美術館を訪れた。
桜島を間近で眺めることが出来るすてきな場所。
でーっかいっ!晴れ晴れ!


美術館地下一階展示室にて、白薩摩と黒薩摩を鑑賞した。
黒薩摩は庶民が使うものであまり装飾がなされていない印象だったが、鮫肌手やべっ甲手などの釉薬技法が施されているものもあることが分かった。
そんな中、種子島焼を見た。非常にゴツゴツしていて黒く、いかにも重そうだ。釉薬もかかっていない焼締陶器である。ほとんど壺である。または、甕である。黒光りではない。ガサガサと音がしそうな肌だ。
この、着飾らない感じは何だ?
素材むき出しから感じるこの強さは何だ?
私は、この、種子島焼から目が離せなくなってしまった。
種子島焼がどのように使われていたのか勝手に考え始めた。
種子島焼は鉄分が多く、鉄錆色をおびている。薩摩で甕というと、焼酎だと思ってしまうが、酒造りに鉄分は良くないらしい。食品関連の使われ方では無いのでは…?
外で雨水や肥料を溜めて置いたのではないか。または、長い竹や釣竿などの道具をさしていたのでは?

勝手にいろいろアレコレ考えるのは楽しいしい。

旅の最終日、つるまるキッチンが入る黎明館の中で田中一村のポスターを見つけた。田中一村の絵の中にある深い緑色を見たとき、ふと頭に種子島焼が浮かんだ。奄美大島とは違うが、きっと、種子島焼も強く濃い緑の中で黒々とゴツゴツしながら力を発揮していたことだろう!美術館の棚の中ではなく、自然の中にある種子島焼にも会いたい。
焼物とは、それだけで終わるのではなく、周りの物や環境との調和で成り立つのかな、と感じることのできた旅だった。

皆さまとご一緒出来てとても楽しかったです。旅先で快く迎えてくださった皆さま、運営してくださった皆さま、ツアー参加者の皆さま、ありがとうございました。

 

鹿島可那子

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