手仕事フォーラムblog

手仕事フォーラムのメンバーが、日々発見した事や物をお届けします
「物以上の何か」・・・芹沢の“仮面”
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上の写真は、静岡県立芹沢げ霹術館の売店で販売されている絵はがきです。
収集で「世界の工芸地図」を描こうとしたと学芸員の白鳥誠一郎さんがいう芹沢の収集の中でも、
とりわけ特異ともいえる仮面は、芹沢の最晩年に集中的に集められたそうです。
それは、芹沢が「柳宗悦像」などの正面を向いた人物像を制作する時期と重なるのではないかと、
図録「芹沢げ陲亮集7 仮面」の「芹沢げ陲伐礁未亮集」に書かれています。
興味深い指摘です。

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https://www.seribi.jp/exhibition.html
現在開催中の「芹沢げ陲亮集 ー世界の仮面と衣装ー」に合わせて発行された図録によると、
芹沢美術館開館(1981)の記念展に展示された仮面を見て感激した当時の日本民藝館館長柳宗理は、
翌年にお披露目された民藝館“新館”の最初の展覧会として、「芹沢げ陲亮集 仮面」を企画したそうです。
柳は仮面に「物以上の何か」があることを感じ、そこに強い共感を覚えたようです。
図録は最後に、
「結局芹沢とは、仕事に『物以上の何か』を込めることを大きな目標として、
じっくりと進んでいった人ではないかと思えてくる」と、締めくくっています。

展示室の前半に並ぶ芹沢の着物や暖簾と後半の仮面を同時に見る貴重な機会です。
24日まで。ぜひご覧ください。

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| 大橋正芳 | いろいろ | 22:08 | - | - |
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