手仕事フォーラムblog

手仕事フォーラムのメンバーが、日々発見した事や物をお届けします
瀬戸の「馬の目皿」

瀬戸焼のスタディーツアーで最初に訪れた「瀬戸蔵ミュージアム」。

展示されている瀬戸焼の歴史を館長自ら案内、解説してくださいました。

 

2Fには、瀬戸焼の歴史ごとの変化が、実物を通じて知ることができる

とても興味深い展示があり、その中に古い「馬の目皿」が展示されていました。

 

瀬戸の灰釉陶器に絵付がされるようになったのは、

江戸時代後期、肥前の磁器が大量に世に出回るようになってから。

磁器を作る技術がまだなかった瀬戸では、染付の磁器に対抗して、

瀬戸特有の灰釉陶器に様々な絵付けが施されるようになりました。

その中のヒット商品の一つが「馬の目皿」だったそうです。

 

こちらが展示されていた、馬の目皿が描かれるようになった初期の物。

 

こちらが、横山さんの連載「昔の物今の物」に掲載されている馬の目皿。

「目」の模様に違いが見られます。

 

時代によって「馬の目」の模様が変わります。

初期(写真上)のものは、「目」のほぼ中央から筆が始まっているのに対して、

時代を追うと、筆の始まりが「目」の下側に寄っていくのだそうです(写真下)。

館長曰く、「大量に作られるようになって、描きやすい描き方に変わっていったのでは」とのこと。

 

このような同じ模様でも時代毎に変化が見られるのは興味深く、
また、それぞれに違う良さ、面白さがあるように感じられました。
| 久野民樹 | いろいろ | 07:06 | - | - |
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