手仕事フォーラムblog

手仕事フォーラムのメンバーが、日々発見した事や物をお届けします
かつて瀬戸川は白かった

瀬戸スタディーツアーにて、

蕎麦屋で昼を軽く済ませてから晴天の下を瀬戸川沿いの歩道を歩き、

瀬戸蔵ミュージアムに向かいました。

瀬戸川は町中を流れる特徴もない川で、気にもしていませんでした。

さて、瀬戸蔵ミュージアムで、幾らでも引き出しのありそうな元気な館長さんに解説していただいていたところ、

かつて、大繁盛だったころの瀬戸の象徴は、煙突から立ち上る黒い煙と、真っ白に白濁した瀬戸川だったそうですが、

さっき見た瀬戸川がドロドロに白濁した様子はなかなか想像できません。

 

帰りの新幹線の中で、キーワードを変えながらググってみましたが、

どうにもそれらしい画像はヒットせず、諦めてビールを飲んでしまいました。

後日、図書館でいくつか資料にあたり、その中の一冊に求めるカラー写真をようやく見つけました。

出典:『特集・日本やきもの史西ケ谷恭弘編(歴史手帖 : 月刊, 別冊第1巻第2号)名著出版, 1974.6

 

次のような説明文があります。

「せとものの里・瀬戸は庶民的な窯どころである。瀬戸駅で下車すると陶土でにごった瀬戸川と

ずらりと軒を並べる瀬戸物屋さんが目に止まる。

陶祖加藤民吉を祭る窯神神社に足を伸ばすと、眼下に見渡す瀬戸の町は陶磁器工場の煙突と禿げ山、

(中略)神社の裏側は雄大な陶土山、大きくくり抜かれた採土場はあたかも砂漠地帯を見おろす光景

である。(以下略)」

 

少なくとも45年前は、瀬戸川は白かった。

それにしても採土場の写真もすごいですね。

なんとなく瀬戸に行ってきたという実感が薄いので、次回は行ってみたいと思います。

| 中村裕史 | 報告 | 19:50 | - | - |
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