手仕事フォーラムblog

手仕事フォーラムのメンバーが、日々発見した事や物をお届けします
大阪日本民芸館 春季特別展「自然布−草木で織りなす−」

大きな話題となった10連休も、過ぎてしまえば何だかあっという間に過ぎた気がしますが、皆さんいかがでしたでしょうか。

私は連休の前半、大阪民芸館で開催中の春季特別展「自然布−草木で織りなす−」を見に行ってきました。

「自然布とは、植物の繊維を用いて織りなされる布のことである。」とチラシに記載されているとおり、第1展示室では、植物の繊維から生まれた着物・反物・帯・のれんなど様々な「自然布」を見ることができます。

素材は、麻や芭蕉布など見たことがあるものから、苧麻やぜんまいなど初めて見る珍しいものもたくさんあり、それぞれの違いが面白く、美しく、見ていて飽きません。

実際に使われていたものがほとんどで、使い込まれた風合いがまた用の美を感じさせます。

 

第2展示室では、「日本の染色」として木綿の絵絣や筒書き、型染のものを見ることができます。

こちらでは、布の美しさに加えて文様の面白さに見どころがあります。

 

第3展示室は常設の古伊万里そばちょこの展示です。

 

第4展示室では、「近現代の作家達による染織品」として芹沢げ陲簗悦孝、柚木沙弥郎などの近現代の作家のものを見ることができます。

近現代のものなので馴染みがある気分ではありますが、のれんなど大きな作品が中心なので、こちらもなかなか見ることができないものが揃っていて見応えがあります。

また第4展示室奥のスペースで、科布とぜんまい紬の制作工程の映像を見ることができ、「こうやって生まれるのか」と布が生まれる工程に感心すると同時に、40年以上前の日本を見ることができ、人々の生活や服装も興味深く、あっという間に時間が過ぎます。

 

今回の展示で、樹皮を剥いだり、綿毛を集めたり、それを煮たり叩いたりして繊維を取り出すという先人の知恵を改めて感じ、また布というものに対する先人の強い憧れを感じました。

 

「自然布−草木で織りなす−」は、2019715()までの開催です。

布が好きな方にはぜひ見ていただきたい展示です。

 

千里・万博公園内

大阪日本民芸館

〒565-0826

大阪府吹田市千里万博公園10-5

 

http://www.mingeikan-osaka.or.jp/

| 瀬部和美 | お知らせ | 20:14 | - | - |
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
<< October 2019 >>
リンク集
最近の記事
カテゴリー
最近のコメント
バックナンバー
最近のトラックバック