手仕事フォーラムblog

手仕事フォーラムのメンバーが、日々発見した事や物をお届けします
鳥取民藝美術館
「全国フォーラム2019 鳥取」、9/7に行われた鳥取民藝美術館での学習会の報告です。

館では、創設70周年記念展として「 吉田璋也著『民芸入門』五十年」が開かれていていて、展示室2階には『民芸入門』で璋也が取り上げた所蔵品が展示されています。
尾崎麻理子さんの案内と解説で、館の由来や建物について、そして展示品について学びました。

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尾崎さんはお話のあと、数冊のアルバムを持参して見せてくださいました。
アルバムは過去の展示を記録したもので、展示を網羅した写真とともに展示品の目録、配置などが細かく記載されています。

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写真のアルバムは2003年の特別企画展「人間国宝・染色家 芹沢げ陝廚竜録です。
2003年は手仕事フォーラム発足の翌年で、美術館の隣の工芸店「鳥取たくみ」でフォーラムの会議を開きましたので、久野恵一さんが力を込めて企画したこの展示を見ることができました。

(2003年、1階展示室)
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(2003年、2階展示室)
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記録を見ると、展示品は館蔵品以外に静岡市立芹沢げ霹術館、富山・吉田桂介氏、東京・四本貴資氏、鳥取・塩義郎氏など、多くは館外から借りていて、そこに企画者の構想力と人脈の大きさが見て取れます。
アルバムは歴代の展示がそれぞれ記録されていて、今も続いているそうですが、1995年に顧問として鳥取民藝美術館に関わった恵一さんが企画、展示した展覧会の記録も全て残されていることになります。
特別な情熱を傾けていた恵一さんの展示を学ぶ、貴重な資料。手仕事フォーラムの次世代を担う方々には活用の価値があると思います。

現在、鳥取民藝美術館の展示は、2階には主に璋也が収集した館蔵品を、1階には璋也が手がけた「新作民藝」が展示されています。

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1階の展示では、手仕事と暮らす生活のあり方を来館者に示す役割があるとのことですが、時には、館内の空間全体を意識したダイナミックな展示で来館者に強くアピールし、手仕事の美しさの発見に繋がるような展示があってもよいのにな、と思いました。(大橋)


 
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