手仕事フォーラムblog

手仕事フォーラムのメンバーが、日々発見した事や物をお届けします
初めての福屋デパート

広島市の福屋デパートで毎年開かれている「日本の手仕事展」に、初めて伺いました。

毎年、魅力ある手仕事の逸品が販売されていて、行ってみたいと思いながら十数年・・・。

今年は、「新作・ふだん使いの薩摩の白もん」として、鹿児島県の沈壽官窯で作られた新しいうつわのお披露目がされる会であり、これまで取り組んでこられた沈壽官窯の平嶺健二郎さんと手仕事フォーラム代表の久野民樹さんのギャラリートークも開催されるため、これはぜひと思い、参加してきました。

到着すると、普段なかなか目にすることのできない手仕事の数々が、圧倒的な量で展示されていました。

中でも、編組品の類は、これだけの種類と数が揃っている場所を見たことがありません。

素晴らしかったです。

そして、ギャラリートークは、三連休の真ん中、世間ではコロナウィルスの流行で外出を控えている方もいらっしゃることから、人数が集まるのか心配していましたが、準備していた椅子が足りず、後から後から係の方に椅子を出してきてもらわなければいけないほど盛況で、皆さん熱心に耳を傾けておられました。

トークの内容については、長くなりますのでまた別の機会にさせていただきます。

トーク終了後、トークの中で触れられたハンドルのついたマグカップなどを購入される方が続出し、新作の周りは人だかりができていました。

新作以外の手仕事も皆さん手に取られ、じっくりと眺め、褒め、買って行かれる方がたくさんいらっしゃいました。

その様子を見ていて感じたのは、「良いものを大切にする気持ち、日常生活を美しいもので満たそうとする気持ちが強い人が広島には多い。」ということでした。

ともすれば、「安ければよい。」というような風潮の土地柄もありますが、広島の福屋デパートに集う方たちにはそれがありません。

後刻、平和記念公園を訪れ、改めて原爆が落ちたところであることを実感しました。

福屋デパートの建物も被爆建物だそうです。

大切なもの、価値のあるもの、素晴らしいもの、すべてを失くした広島に暮らす人々だからこそ、良いものを大切にしておられるのではないかとと感じました。(簡単には説明できませんが)

初めての福屋デパートは、良いものを求めて、目を輝かせる人の集う、とても素敵な場所でした。

 

 

| 瀬部和美 | お知らせ | 20:34 | - | - |
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