手仕事フォーラムblog

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手仕事フォーラムメンバーの読書日記、原田マハさん著「リーチ先生」

新型コロナウィルスによる各地の緊急事態宣言が解除されましたが、まだまだ感染に気を付けつつの生活が必要なようです。

STAY HOMEの間は、いつもより読書量が増えた方も多かったのではないでしょうか。

外での趣味や活動に制限も続くため、引き続き本を読む楽しみに助けられそうですね。

 

以前、こちらのblogで紹介させていただいた原田マハさんの「リーチ先生」2016.11.26坂本茂木さんモデル、原田マハさん著「リーチ先生」 が、昨年文庫本になりました。

文庫本なので持ち歩きやすく、電車の中やお昼休みに再読しました。

 

少しご紹介しますと・・・主人公はリーチ先生の弟子となった亀之介ですが、小説のプロローグとエピローグは亀之介の息子である高市が主役となります。

プロローグは小鹿田皿山が舞台です。

いまも変わらないであろう唐臼の音、山並み、澄んだ空気の中でお話が始まります。

小鹿田を訪れたことがある私は、一気に小説の中の世界に入り込んでしまいます。

亀之介のお話は明治四十二年に始まり、リーチ先生と過ごした15年の出来事が綴られます。

亀之介・高市親子は架空の人物ですし、この小説もフィクションです。

しかし、バーナード・リーチと彼の周辺の人物は、実在の人物が多く、民藝運動の創成期を彩った人々の生き生きとした姿が感じられます。

日本の民藝運動がどのようなに始まったものであったかも学べます。

原田マハさんの小説を読んだことのある方はわかると思いますが、登場人物の語る言葉や、美しいものの描写などが、何とも言えない感動があり、電車の中だというのに涙が止まらなくなったりもします。

民藝に興味のある方は、ぜひこの小説でもバーナード・リーチの生きた時代を感じてみてください。

小鹿田焼を愛する方にも読んでいただきたい小説です。

| 瀬部和美 | 報告 | 18:54 | - | - |
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