手仕事フォーラムblog

手仕事フォーラムのメンバーが、日々発見した事や物をお届けします
曲り家にあこがれて 1

自宅の新築を考え始めたのは4年ほど前。岩手県で見た南部曲り家の美しさにあこがれ、理想の住まいを考えるようになり、日本の家の歴史を学び、各地の民藝館や曲り家や古民家をめぐるなど下準備を進めてきました。

 

 

 

そして手仕事フォーラムの家づくりをブログやSILTAで熟読し、フォーラムではおなじみの源野設計士に鈴木邸や指出邸、もやい工藝の見学会を開いていただき、設計をお願いすることに決めました。久野代表はじめ、手仕事フォーラムにゆかりのある方々に大変お世話になりましたので、皆さまへの報告も兼ねて投稿いたします。

 

 

まずは第1回として、見学会で参考にし、新居に反映した点を紹介いたします。

まずはなんと言っても朝鮮貼りの床です。朝鮮貼りとはオンドルにルーツがあるという床張りの技法です。河井寛次郎邸で有名です。

鈴木邸の床はまさに住居の象徴ともいえる素晴らしいものでした。経年変化が木材の種類によって異なり、そこから生まれる豊かな表情にため息がでます。

 

 

多様な材を揃え、厚みを整えなければならないことから、大変に難しい(手間のかかる)のだと源野さんから聞いており、半ば諦めていましたが、地元工務店さんの保有する豊富な材と技術をふんだんに活用し、実現しました。これから経年変化が楽しみです。

 

 

指出邸のダイニングにあるカウンターには、古材を用いた天板の深い色や長押など、構成の素晴らしさに目を奪われました。

 

今回、古材の入手が思うように行かず使用できなかったため、指出邸に比べると弱い部分は自覚しているものの、新材で構成したにしては雰囲気が出ていて、さすがは源野さんと思います。長押は外材ですが、切り出した鋸目が残り粗野な雰囲気を作っていて、朝鮮貼りに合わせたカウンターや栗のサッシと良く合っていると思います。

 

 

細かいところで、鈴木邸の雨戸の戸袋に手を入れるための開口部が手に優しく装飾的にも嫌味のないものでした。和室下の収納スペースの引手の参考にさせていただきました。

▲鈴木邸の戸袋

 

建具屋さんに鉛筆書きで形状を書いてお願いしましたが、なかなか良い感じになりました。片付けが苦手な家族なので、引き出しの中身がパンパンでも引き出しやすいこの持ち手は重宝しています。

 

 

報告はまだ続きますが、長くなっておりますので今回はこの辺で。

東京から関西のはしっこまで何度も往復(1200キロ!)して打ち合わせを重ねてくださった源野設計士に心から感謝を申し上げます。

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