手仕事フォーラムblog

手仕事フォーラムのメンバーが、日々発見した事や物をお届けします
南部曲り家にあこがれて 2

勝手にシリーズ化し、報告させていただいております。

手仕事フォーラムの家づくりの共通点ともいえる手仕事を取り入れる実例として、手洗い鉢があげられます。

 

手洗い鉢と言っても小鹿田焼や小石原焼など魅力的なものであふれていて迷っていたところ、松田共司さんの縁付きの手洗い鉢を紹介いただき、一目で気に行ってしまいました。厚みがありキリッとした縁が、曲り家というコンセプトにぴたりとはまりました。おおらかな唐草が沖縄の自然を想起させ、清涼感があります。

 

もう一つは化粧スペースに、家内の希望で清水俊彦さんのしのぎの鉢をお願いしました。立杭の俊彦窯さんの器には、我が家の食器の数割を占めるほど親しんでいましたので、想像した通りの柔らかくぽってりした縁の美しい鉢が出来上がってきました。

 

 

想像通りと書きましたが、大物の制作に当たり、焼きの工程で割れてしまうなど、制作には大変ご苦労をされたようでした。後に久野氏から聞いたところによると、白い釉薬は黒に比べると調子が出にくく難しい面があるのだとか。そうしたいろいろな背景を知ることでさらにものへの愛着が深まります。

 

 

 

もう一つ、手仕事を住まいに取り入れたのは、ガラスの照明です。縁側に四灯のペンダントライトを吊るす予定で、古道具屋などで探しているうちに円筒形のものが良いと思うようになりました。ただ、乳白ガラスの古い照明を買い集めても昔風になるだけでいま一つと思い、モールの入った大きなガラスコップに照明を入れたものを考えました。

 

 

光源が直接見えるのが苦手なので、モールの入ったガラスならば良い具合に光が拡散するのではと考えました。裸電球に比べればはるかに優しい光になっていますが、それでもまだまぶしく、色が入っていても良かったかな(紫とか)、と感じています。あと、電気屋さんとの意思疎通ができておらず、コードがコップ半分短く切られてしまい妙に短くなってしまいました。

反省点もありますが、カタチやモールの入り方、厚みや大きさはまさにイメージ通りで、四灯が並んでいる姿を見て贅沢な気持ちになっています。

 

 

番外的に…

南部曲り家といえば、人が暮らす居室と同じ空間に、土間を隔てて厩(うまや)が配置され、この厩部分がでっぱりとなってL字に折れ曲がった外観をしているものです。平面プランの最初期から厩の部分を子供部屋にすることにしていました。

ということで、こんなエンブレムを貼りつけました。

 

 

実は、行平鍋を求めて伊賀を訪ねた際、作り手さんが展示場においていた非売品の手作り品を欲しがり大泣きする娘をなだめようと、作り手さんが娘に手渡してくれた物です。午(うま)年の娘はたいそう喜んで、今は自分の部屋の象徴として新居を訪れる人に自慢しています。あの時は困らせてしまい申し訳ありませんでした。本当にありがとうございました。

 

次回は古建具の活用について書きたいと思います。

 

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