手仕事フォーラムblog

手仕事フォーラムのメンバーが、日々発見した事や物をお届けします
南部曲り家にあこがれて 3

手仕事フォーラムの家づくりの特徴として、古材や古建具の活用があげられます。今回、古材は叶いませんでしたが、古建具については20枚使用しました。

 

設計が進むにつれて建具の開口幅や高さが決まってきます。その頃から、開口幅に合わせて建具を探しはじめました。

今回は源野さんの紹介で神奈川県の「古福庵」さん、埼玉県の「のびる」さん、そして京都の「井川建具」さんの3店で揃えました。見やすく整えられているお店もあれば、倉庫の中で体の向きを変えながら古建具の隙間を進んでいくようなお店もあり、一苦労です。

そもそも希望の幅に合う物が少なかったり、選んでいる自分でも完成後のイメージがわきにくい建具もあり、源野さんのアドバイス抜きにはできない仕事でした。その上源野さんには購入した建具を建設地まで自家用車で運んでいただくなど大変お世話になり感謝してもしたりません。

 

古建具の多くは昔の日本家屋の建具高さ1,800mm程度のものがほとんどで、現代の住居では200mm程度足りません。そこで、木を足して高さを調整します。この部分に新しい滑車を付けるので、古い建具でも軽く引くことができます。全体のバランスを見て、上部にも付け足して高さを調整することがあります。そして建具に合わせて色が塗られます。

また、格子窓には新しいガラスがはめ込みます。千本格子の引き戸などは、新たに作るよりも古建具を活用したほうがはるかに安く作ることができるそうです。

 

建具によっては全体を着色します。購入時にはわからなかった建具の魅力が引き出され、驚いたものです。

 

 

勝手口には倉戸を設置しました。しかし歪みがひどく、建具屋さんが設置に大変苦労されていました。建具の歪みは隙間にもつながり、防虫や気密性の観点ではかなり良くないです。外と接する建具に古建具を用いる時は、よほど慎重に選んだ方が良いように思います(虫が苦手な方は特に)。古い倉戸の雰囲気は代えがたいのですが。

 

食堂のガラス戸がなかなか見つからず、最後に源野さんに見つけていただきました。ガラス戸は型ガラスに嫌味があったり、洋風のものが多かったりするので、良いなと思うものが見つかったらすぐに確保しておくことをおすすめします。

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