手仕事フォーラムblog

手仕事フォーラムのメンバーが、日々発見した事や物をお届けします
学習会「昔の物今の物」瀬戸焼に参加して
6/30の学習会「昔の物今の物」瀬戸焼に参加しました。
急用で途中からの参加となりましたが、汗だくでたどり着いた途端、
目にした行灯皿の朝顔文様にぐっと心を捕まれて、
参加出来て良かった...と心から思いました。


石皿や行灯皿等の様々な文様は、おおらかでのびやかで、文様好きにはたまらなく魅力的なものでした。

江戸時代から現代のものまで…、火鉢などの大物から可愛らしい小皿まで…、
本当に多岐に渡るものを、沢山お持ちくださる横山先生には感謝の気持ちで一杯です。

これだけのものを、見るだけでなく手に取り、重さや手触りを実感出来る機会は中々ありません。
また、(骨董趣味ではないので)ひどい汚れの場合、漂白し元の姿に戻しているものもある、
などの裏話もお伺い出来ました。
目から鱗でした。チャレンジしてみたくなりました。

他の参加者の方たちのような知識やセンスがないため、少々肩身が狭いながらも、
横山先生のお話や、皆さんの活発な会話を聞いているだけで、ワクワクする幸せな時間でした。
また次回を楽しみにしております。
有難うございました。
(H.K) 
| 管理人 | 報告 | 11:05 | - | - |
粋な行燈皿(学習会「昔の物 今の物」第6回瀬戸)

江戸後期に瀬戸でも磁器の製造が本格化すると(新製焼)、もともとの

本業焼も生き残りをかけて、成形や絵付や釉薬の技術革新に取り組み、

それまでの真っ白な陶土の美しさを活かした無地に灰釉を主体とした焼き物とは、

また異なった世界観を高度に発達させました。

今回、横山先生に見せていただいた一群の本業焼は、江戸の庶民文化が

最高潮に達した文化・文政年間(18041830)の頃か、

その勢いを継いだ時代の物でしょう。

 

その中でも行燈皿という物は、これまた独特なもので、

実に粋で味わい深い物です。

 

現代に生きる私たちは夜でも昼間と変わらぬ明るい環境で生活していますが、

停電などで突然暗闇に包まれると、その濃厚な闇に不安と同時になんとなく

懐かしさを感じたりもします。

 

かつて、そんな生活があたりまえだった時代においては、

盞に灯した燈火によって仄かに浮き立つ行燈皿の絵は、

見る人を幽玄な世界に誘ったのかもしれません。

夕景帰帆、葦、夕顔、菊文、風景…

 

焼き物の図録を開けばたいてい掲載されている定番のモチーフばかり。

それはつまり、それだけ同じ構図の図柄があまたに描かれて流通したことの証左です。

どれだけ繰り返し同じ図柄に筆を走らせれば、

これだけの驚嘆すべき境地に達することができるのか想像もつきません。

(図録)瀬戸市歴史民俗資料館 企画展『瀬戸の絵皿展』平成4年7月19日発行

 

現代においてこの絵付けを復活させることは全く不可能なことですが、

行燈皿の独特の形状は今の生活にも十分取り入れることが可能でしょう、

といった話なども当日はありました。

 

<余談>

たっぷりと油を吸った状態の行燈皿。

上記の図録より。

| 中村裕史 | みる | 20:24 | - | - |
たくさん描いたから描けた絵

久野恵一さん亡き今、物を見る「目」を養うために始まった学習会「昔の物 今の物」。第6回を数え、すっかり目が肥えてきました。というのはうそで、横山正夫さんが品物を並べられた段階では「好きだな」「そうでもないな」はあっても、どう見たらいいものか、いつの時代のどんなものであるかは、なかなか分かりません。

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今回は比較的人数が少なく、横山先生のゼミを受けている感じでした。

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一つひとつについて、つくられた時代、用途、集めた理由、たまに購入時のエピソードもお話しくださいます。「玩味があります」「洒脱です」「闊達ですよね」。石皿や行灯皿の絵付けを表現する先生の言葉もまた、味わい深いものです。

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てらいがなく、のびやかでありながら、おさまりがよい。何百も、何千も描き続けた中に、このような逸品が生まれました。

| 大部優美 | みる | 22:45 | - | - |
瀬戸焼 学習会 に参加して
今回は横山先生の貴重な瀬戸焼のコレクションを拝見させて頂き大変勉強になりました。

六古窯から現代に至るまでの瀬戸焼の歴史や瀬戸本業窯の名前の由来など幅広く説明してくださいました。
瀬戸焼は黄瀬戸や三彩のイメージが強かったのですが、鳥や草花などがのびのびと勢いのある筆使いで描かれた器は初めて見ました。

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幕末期に作られたという鮮やかな色使いの異人と帆船の絵の徳利はまさにイメージと正反対のものでした。

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他にも庶民の日常生活の中で使われていた行灯皿やお歯黒壺など貴重な器の数々を間近で、また手にとって見させて頂き感激しました。
時代の変化とともに変遷をたどってきた瀬戸焼が、これから伝統を守りながら、どう変わっていくのか楽しみにもなりました。
貴重な機会を与えて頂き、本当にありがとうございました。
(Y.A)
| 管理人 | 報告 | 14:15 | - | - |
学習会「昔の物今の物」を開催しました

6/30、鎌倉・もやい工芸にて学習会「昔の物今の物」を開催しました。

第6回のテーマは瀬戸焼です。

いつものように、横山さんがたくさんの器を持ってきてくださいました。

(下の写真以外にももっとたくさんあります)

瀬戸焼の辿った歴史はまた独特で、興味深いものでした。

また、「昔の物」に見られる工人の技術の高さと、物の魅力に驚くと共に、

「今の物」にも活かせるヒントをたくさん見ることができた有意義な時間でした。

横山さん、ありがとうございました。

今後もこの学習会は続きます。ぜひご参加ください。

| 久野民樹 | 報告 | 22:56 | - | - |
夏越しの祓

六月三十日は、「夏越しの祓」の日でした。

「夏越しの祓」とは、一年のちょうど半分が過ぎた六月の晦日の日に、半年間の心身の穢れや厄災を落として、心身を清めてお盆を迎えるというもの。

年末の十二月の大晦日は、年越しの祓となります。

日本各地で、茅の輪くぐりをしたり、人形を川に流したりして、厄落としをしますが、関西では、こちらのお菓子「水無月」を食べます。

ういろうの上に、邪気を払うと言われる小豆が乗っています。

三角の形は、氷をかたどっていて、見た目も涼しく作られています。

5月の半ばぐらいから、和菓子屋さんで作られていて、なんとなく食べそびれると、おせちや節分のお豆を食べてないような落ち着かない気持ちになります。

(中には旧暦まで販売しているお店もありますが、大抵、7月に入るとピタッと見かけなくなるのです。)

今年は、秋田・星耕硝子さんのうつわに入れてみました。

ガラスは不思議と和菓子にも合いますね。

ういろうのほのかな甘みと少なめの小豆、柔らかい食感。

私は和菓子の中では、この水無月が一二を争うぐらい好きです。

京都が発祥で、関東のお店ではあまり見かけないそうなので、この時期に関西に来られる機会がありましたら、ぜひ食べてみていただきたいお菓子です。

どうか残り半年も息災に過ごせますように。

| 瀬部和美 | つかう | 19:24 | - | - |
益子日帰り旅

フォーラム会員のTさんを誘い出し、日帰りで益子へ行ってきました。

共販センターや、周辺のギャラリー・古道具屋をいくつか巡ったのちに、

陶工・粕谷完二さんを訪問。長年のフォーラム会員でもあります。

 

益子の現状や、最近のお仕事のことなどで話が盛り上がり、

あっという間に時間がたちました。

帰りがけ、釉薬の原料となる灰が入ったバケツを見せてくれました。

土灰と籾殻灰を混ぜて出来る糠白釉は、

粕谷さんが得意とする釉薬で、長年熱心に研究を重ねておられます。

灰の質や調合、焼き上がりの影響で変化が大きく、

不安定な釉ゆえに今でも発見が多いとのこと。

熱のこもった言葉からは、ブレずに熱心に仕事に取り組む姿勢が伺えました。

| 久野民樹 | いろいろ | 02:51 | - | - |
手仕事フォーラムHP「いただきます」を更新しました

手仕事フォーラムホームページ「いただきます」を更新しました。
今回は「鳥取の主役/白いかと境港産黒まぐろ」です。
ぜひご覧下さい。

 

http://teshigoto.jp/serial_report/itadaki/076.html

| 管理人 | お知らせ | 11:19 | - | - |
瀬戸焼の良品

6/30(日)夜にもやい工藝で開催予定の学習会「昔の物今の物」。

今回のテーマは瀬戸焼です。

 

白色の陶土に灰釉がかけられただけのシンプルな瀬戸の灰釉陶器。

素朴ですが、黄色味がかかった透明感のある色が上品で、

飲み物や食べ物を引き立ててくれます。

 

私が自宅で使っているマグカップ。

黄色味がかった肌の色がコーヒーとぴったりで、愛用しています。

取手はバランスが良く付けられ持ちやすく、口が当たる縁も丁寧に処理されて飲みやすい。

使い始めてから、貫入(表面の釉薬に生じる細かいヒビ)の色が変わってきました。

使い込むことで変化が生まれる楽しさがあるのも魅力です。

瀬戸の特徴と、作り手の技が一致した「今の物」の良品と言っていいでしょう。

 

さて、当日はどんな「昔の物」が見られるか。楽しみです。

学習会は参加受付中です。詳細は事務局までお問い合わせください。

| 久野民樹 | いろいろ | 18:14 | - | - |
夏の始まり

夏至が過ぎました。

いよいよ夏という感じですね。

夏はやっぱり涼しげな食べものに惹かれます。

今日、近くの『道の駅』で見つけた「ビー玉ゼリー」。

小谷栄次さんのガラスの鉢に入れてみました。

モールに光がキラキラとしていて、縁取りの黄緑がさわやかで、ビー玉のような大きさのゼリーを入れるのはちょうどよい大きさ。

食べてみると、ほとんど果物の甘味のみで、さっぱりしていて、美味しいです。

実は、私、最近、外回りの仕事が多いせいか、早くも夏バテ気味・・・

あまり食欲のない毎日でしたが、とても美味しく食べることができました。

目と舌で涼を取り入れつつ、夏本番を迎えたいと思います。

 

| 瀬部和美 | つかう | 19:28 | - | - |
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