手仕事フォーラムblog

手仕事フォーラムのメンバーが、日々発見した事や物をお届けします
手仕事フォーラムHP「いただきます」を更新しました

手仕事フォーラムホームページ「いただきます」を更新しました。

今回は「 ヒレカツカレー」です。

ぜひご覧下さい。

 

http://teshigoto.jp/serial_report/itadaki/071.html

| 管理人 | お知らせ | 13:53 | - | - |
“人形たち”芹沢美術館

静岡の芹沢げ霹術館で開催中の「芹沢げ陲了裕─彭検
“春夏秋冬”の作品に続く収集品の展示室には、
花巻土人形、堤土人形、相良土人形、三春人形・・・と、
芹沢が熱心に集めた内外の人形たちから日本のものが70点、いきいきと並べられています。

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上の写真は、大原美術館『芹沢げ陲僚集』(1978)の1ページ。
政岡棚に並んだ三春人形。芹沢が好んだ展示の1つで、芹沢美術館にそれが受け継がれています。
今展では、この棚に堤人形が並んんでいました。

他にも張り子の人形や御所人形、素朴な人形たちはいずれも今にも動き出しそう。
色の剥落した土人形は、まるで小さな抽象彫刻。
これだけの数を一堂に見る機会は多くはありません。人形好き必見です。

羽子板などもあり、人形を中心いした玩具の展示の中に、
1月のブログ(→“箱”の謎解き)で紹介した文箱が展示されています。
百人一首が入った小さなも箱も。横山コレクションの文箱の謎解き・・・興味津々。

人形たちの展示に添えた美しい染物も見どころです。
三春人形の背景を飾る沖縄のウチクイ3点は、素晴らしい。
筒描きの「猿文幟裂」は名品、同じ猿模様の模様の馬飾りは初めて見ました。
辻ヶ花と思われる裂や、初期の友禅を思わせる裂は決して庶民のものではありませんが、
未熟ともいえる技法の中に、だからこそ現れる力強い構成や大胆なまでの配色のが芹沢の目を引いたのでしょう。

見どころ満載。また見にゆきたい展覧会です。

 

| 大橋正芳 | みる | 09:11 | - | - |
“春夏秋冬” 芹沢美術館

風薫る五月のいっとき、静岡の芹沢げ霹術館を楽しんできました。

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登呂公園の一角にある「石水館」と呼ばれる建物も、清々しい新緑に包まれています。
今年度最初の企画は「芹沢げ陲了裕─廖

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四季を題材にした芹沢作品は数え切れません。
パフレットにも「芹沢げ陲箸い┐弌惱娉峠冬』の四文字が頭に浮かぶほど、」と書いています。
しかし、四季をテーマにした企画は初めてかもしれません。
あまりに正攻法であえて避けていたのか、あるいは正面突破が難しかったのか・・・いや、
じつは満を持しての企画。展覧会を見てそう思いました。

受付横に「布文字春夏秋冬」型紙の行灯。
型紙は、短い直線を連ねたような無骨な切り口をしていますが、
染め上がった作品(D室「布文字春夏秋冬二曲屏風」)を見ると、絵筆で描いたような柔らかな線に化けています。
芹沢の七不思議。


A室は「春」。「苗代川春景」が迎えてくれます。
入って左手の壁面ガラスケースが印象的。
中心に作品はなく、左に浅葱の地色の着物、正面右に寄せて上に赤と緑の補色を使ったのれんが下がり、
床に明るい色彩の帯地、ほぼ中央に風呂敷が置いてあります。
いつもの展示と違ってのれんの下に空間が見えて、なんとなくどこかの部屋の一角のような感じを受けました。


B室は夏。様々な作品の紺色の濃淡が印象的。
鎌倉時代の漁具や貝などをモティーフにした作品や、野菜の模様も。
壁面ガラスケースでは、「朝顔文のれん」と「御滝図のれん」の紅色と紺色が目を引きます。

D室は秋冬。
冬の景色でしょうか、紙漉きを題材にした作品が少なからず展示されていて、芹沢らしいテーマです。
「紙を造る人二曲屏風」は、その表装も含めてすばらしい。

着物や屏風などの大作以外にも年賀状やカレンダーなどもたくさん出ていて、
広範な芹沢の仕事のあっちにもこっちにも春、夏、秋、冬があるんだなー、と改めて感心、
普通の紙皿に即興で描かれた牡丹や鳥・魚がいきいきしている、
うちわがたくさん出ていて楽しい・・・と、見所をあげたらきりがありません。
芹沢を知り尽くした企画者の編集が見事です。

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| 大橋正芳 | みる | 08:48 | - | - |
福島・SWITCH移転オープン

フォーラム会員である渡辺さんのお店「SWITCH」が、

福島市郊外に移転、5/3にオープンしました。

(先日高梨さんもブログで紹介されていましたのでそちらもご覧ください。)

 

この日は大雨でしたので外観の写真はありませんが、

納屋を改装して建てられた、「納屋カフェ椿」さんの2Fにあります。

駐車場のすぐそばには、SWITCH専用の入り口も出来ました。

 

移転後も変わらず、渡辺さんのセンスを感じさせる内装です。

 

1Fの「納屋カフェ椿」さんは、同じくフォーラム会員の

氏家さんが経営されるお店です。

美味しいコーヒーや食事を楽しめます。

先日、SIWITCHのプレオープンイベントの「やちむん展」の際は、

沖縄そばも出されていて、大好評だったそうです。

 

 

2つのお店がお互いに相乗効果を生み、

福島の地に手仕事が根付いて行くことを願っています。

 

SWITCH

https://switchdays.exblog.jp/

 

納屋カフェ椿

http://nayacafe.net/

| 久野民樹 | いろいろ | 07:56 | - | - |
大山崎山荘美術館へ行く

5/2、万博公園内の民博と民藝館が水曜日で両館ともに閉館であることを知らなかったため、
急遽行先を変更して大山崎山荘美術館を訪ねることにしました。
大山崎山荘は実業家の加賀正太郎が大正から昭和初期に建てた英国風の山荘です。
山懐に抱かれ、四季折々の自然の豊かさを感じることが出来る好立地にあり、
ゆっくり過ごすにはとても気持ちの良い場所です。

今回は新緑の季節ですが、秋に訪れたなら紅葉がさぞや美しいことでしょう。

 

 

 

1996年に美術館として開館するに際して寄贈された山本爲三郎のコレクションは、
交友のあった民藝運動の担い手達の名品ぞろいです。


後から知りましたが益子陶芸美術館において、
企画展「没後40年 濱田庄司展−山本爲三郎コレクションより−」が開催されており、
約100点が展示されているそうです。
http://www.mashiko-museum.jp/

なかなか良さそうな展示です。

 

さて、大山崎山荘で開催中の展示は「ウィリアム・モリス ―デザインの軌跡」でした。
三大プライベートプレスの一つのケルムスコット・プレスも展示されていましたが、
今回は壁紙や内装用ファブリックなどを興味深く見ました。

 

アーツ・アンド・クラフツと民藝運動の関係や、柳の見解については書き残されたものなどで知られています。
志賀直邦氏の『民藝の歴史』(ちくま学芸文庫)の中でも若干触れられていますが、
時代背景としては共通した危機感を抱きつつも、方向性としては随分と異なるようです。


確かに高価な美術品的要素が強いと感じましたが、
インディゴ抜染で染められたものと、ジャガード手織りの仕事などには共感できる物もありました。
■1883年「いちご泥棒」内装用ファブリック モリス商会
 キャプションによれば、木版・色刷り・インディゴ抜染・木綿です。
 技法としては抜染済を混ぜた糊を置き部分的に地色を抜き模様を染め出す技法だそうです。
 インディゴ抜染は他にも幾つかありましたが固い印象であり「いちご泥棒」が良いと思いました。
■あとは、ウールをジャガード手織りした「キャンピオン」1883年 モリス商会。

 

また、サセックス・シリーズの椅子が二脚ありました。
以前、駒場の日本民藝館の企画展示で見たウィンザーチェアやカントリーチェアの
インパクトがあまりにも強烈で、それと比較すれば納まりの良い物という印象。
同じイギリスですので影響関係がないとは思いませんが、
この辺りの事情は不勉強でよく分かりません。
興味があります。

 

写真はバルコニーから一望した大山崎です。

喫茶室には、そこかしこにデルフトのタイルが飾られていたり、
バルコニーにはバーナード・リーチと浜田庄司による鉄絵組タイルが飾られています。
珈琲を注文してのんびりしていると、思わず時の流れるのを忘れます。
本当にいい場所です。

 

また、近くにはサントリーの工場があるそうです。
事前予約制だそうですが、好きな方であれば是非とも足を延ばしたいところでしょう。

| 中村裕史 | 報告 | 23:03 | - | - |
小田原の桶辰2018春

小田原の桶辰へ寄ってきました。本当にいつ行っても仕事をしています。
この日は手桶を作っていました。
左官職人から刷毛を入れておくための桶の注文だそうです。
タガをがっちり嵌めるために、丸太を工夫して台にしているそうです。

やっぱりプラスチックのバケツよりも木の桶の方が使いやすいんでしょうかと尋ねると。
「バケツの方が長持ちするし使い勝手はいいですよ。職人は腕も上がってくると
周りが使っているものとは違うものを使いたくなるんでしょう」
ということでした。
国道を走っていて桶屋があるのを見つけて注文してきたのだそうです。
職人が実用的な目的や見栄で職人仕事を求める。
そうしたお互いの切磋琢磨が普通にあったわけですが、
あっちが止めこっちが止めという時代です。

 

この日は随分と大きな桶も作っていました。棺桶だそうです。
以前聞いたときは棺桶以外の桶なら何でも作ると言っていましたが、
ついに棺桶も作るようになってしまったのかと思いましたが、
聞けば舞台だかドラマだかで俳優が中に入って演技するから大き目の棺桶を
作っているのだそうです(少し大きく作りすぎたとか)。

棺桶の奥には、特大サイズのタライのようなものがありました。
直径1m80僂世修Δ任后碧榲に85歳なのでしょうか)。

ちょっと前に納品したすですが、大き過ぎるので引き取ってくれと言われ、

もう一回り小さいものを納品しなおしたのだそうです。

気力体力、ともに落ちてもう駄目だとおっしゃっていますが、
働けるうちは働き続けるのでしょう。
体に気を付けて頑張ってほしいものです。

| 中村裕史 | 報告 | 14:20 | - | - |
清水俊彦さんの窯へ

5月3日に丹波立杭の清水俊彦さんの窯を尋ねました。
山は新緑、田にも水が張られています。
昨夜の雨も上がって風も心地良く、良い一日になる予感がします。

ぶらぶら散策しながら、まずは上立杭の大アベマキのところへ。

そのすぐ近くでは復興された最古の登り窯に焚口から薪きがくべられ、
これからどんどんと温度を上げていこうというところでした。

俊彦窯へ着くと、俊彦さんが鬼板を磨り潰す作業をしています。
もとの塊を見せてくれたので、近隣で採れるのかと尋ねると産地は別だそうです。

そうこうしているうちに、陶石を砕いて粉にしたものにコバルトを少々、
そこに土灰を入れて混ぜ合わせていきます。
酸化と還元では色合いがだいぶ違うようですがイメージ出来上がっておられるのでしょう。

登り窯の様子を尋ねられたので、火入れを始めていたことをお伝えしました。
登り窯の復興では俊彦さんも尽力されたそうですが、
元気だったらもっと若い子らに教えたい事が沢山あったとのこと。
今は窯を築く経験も少ないからと。

 

庭では鎬の小皿と大皿が天日に干されていました。

赤いのは黄土を掛けたものですね。この上に籾殻灰の釉を掛ければ、
お馴染みの雪が降ったような白さが出るのでしょう。

今年も轆轤場にはツバメがしきりに出たり入ったりしていました。
帰り際に田んぼをのぞくとツバメが田の土をついばんでいました。

 

5月5には俊彦窯でも登り窯の焼成が見学できるそうです。

| 中村裕史 | 報告 | 19:35 | - | - |
使ってわかる

小鹿田焼の地元・大分県日田市では、

小鹿田焼を器に使っているお店が数多くあります。

 

先日小鹿田を訪れた日の夜に「いつものメンバー」で行った

最近開店したという日田の焼肉店では、

柳瀬朝夫窯の器がたくさん使われていました。

 

実はこれらの器が焼かれた時の窯は、釉薬の具合の関係か、

色が普段よりもやや燻んだ色になってしまったのですが、

このお店で実際に使われている様子は、なかなか良い風合いなのでした。

 

肉の色が鮮やかに。

 

冷麺も、強く焼かれた飴色に盛られ、具の色が美しく映えます。

 

見るだけではなく、やはり使ってからこそ分かる良さがある、

ということを実感したのでした。

 

もちろん焼肉も美味でした。

日田駅近くの焼肉店です。訪れた際はぜひ。

「Hita2989」

https://www.facebook.com/Hita2989-289727838103934/

| 久野民樹 | つかう | 11:57 | - | - |
インスタ映えの道

風薫る五月、皆様いかがお過ごしでしょうか。

衣替えをするように、食卓もちょっと初夏の雰囲気にしたくて、尾山台「手しごと」で砥部焼の染付の器を求めました。

砥部焼パスタ.jpg

以前から、パスタ皿によさそうだと思っていました。和でも洋でもいけそうです。

中田窯2.jpg

カレーにもちょうどよく。

中田窯5.jpg

ひき肉のレタス包みも。

中田窯1.jpg

湯煎するだけのハンバーグも。

中田窯6.jpg

朝ごはんにも。汎用性の高さがお伝えできたでしょうか。

 

使っているところを紹介して「使ってみたい」と思ってもらえたら、と研究を始めました。SNS映えする器使いの道は、まだまだ修業途上です。写真の器は、「手しごと」で7日まで開催中の「初夏の染付とかご」で扱っています。http://oyamadai-teshigoto.com/

 

| 大部優美 | つかう | 15:14 | - | - |
岩手・三陸のカゴ

先日、岩手県の三陸沿岸を巡った時の一コマです。

盛岡から2時間以上延々と続く山道を走り、

三陸沿岸の宮古に出て、国道45号線を北上、

小さな漁村であった田老(岩手県宮古市北部)を走っていたところ、

見覚えのある背負いカゴを背負って歩いている

おばあちゃんを偶然見かけ、声をかけて写真を撮らせて頂きました。

 

この方は2011年の津波でご自宅が流された方で

しばらく仮設住宅に住まわれていたそうです。

カゴは震災後に作ってもらったとのこと。

宮古の人に作ってもらったのだとか。

その方は既に仕事は辞められているそうです。

 

素材は恐らく真竹(マダケ)で、

形は一戸で作られているものと似ています。

胴に使われている材料に竹の「皮」と「身」が

交互に用いられているのも共通しています。

 

港町である宮古では、漁具として真竹製品がかつて多く作られていて、

何年か前までその職人さんが一人、仕事を続けられていたのですが、

その方のものかもしれません。

丁寧なつくりで、形もしっかりした良いものでした。

今では作られていないことが残念でなりませんが、

このような形で使われている方に会えたのは、嬉しいことでした。

| 久野民樹 | いろいろ | 00:22 | - | - |
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