手仕事フォーラムblog

手仕事フォーラムのメンバーが、日々発見した事や物をお届けします
「珈琲と民藝」週末だけのスペシャルサービス

一昨日より始まった世田谷区尾山台「手しごと」での「珈琲と民藝」展。

会期中の週末のみですが、武蔵小山「アマメリア エスプレッソ」さんの自家焙煎豆を

お店の片隅でハンドドリップして、民藝の器で楽しんでいただくという素敵なサービスが!

 

ということで、忙しいお店スタッフをサポートするため、

「珈琲担当」要員として、昨日お手伝いさせていただきました。

 

お昼過ぎ、古参会員Yさんを皮切りに突然ぱたぱたぱたっとお客様がご来店。

ひたすらお湯を沸かしつつ珈琲を淹れておりましたら。

なんと田中康夫さんご来店!

 

実は、月刊誌「ソトコト」に連載の「憂国呆談」の撮影場所に「手しごと」が選ばれ、

先月、田中康夫さんと浅田彰さんの知的な弾丸トークがこの狭い(失礼!)店内に炸裂したのだとか。

その際に店内の品々をお気に召され、再度ご来店くださったのでした。

(お買い上げありがとうこざいました!)

(10/5発売の「ソトコト」11月号よりhttp://www.sotokoto.net/jp/latest/?ym=201711)

 

ひょいと店の奥から店内の様子を伺うと、

店内のテーブルやお店の外のベンチで、ゆっくりと珈琲を飲まれるお客様達の後ろ姿。

ああ、こういう時間、いいなあと感じました。

連休最終日の本日も珈琲サービスしてますので、ぜひご来店&お試しください。

 

☆会期中の土日祝は、武蔵小山・アマメリアエスプレッソさんの
 おいしい自家焙煎珈琲を、民藝の器と一緒にお試し頂けます。
[ 10/7(土)・8(日)・9(月)・14(土)・15(日) ]

【会期】10/7(土)〜10/16(月) 火曜定休 11:00〜19:00
【場所】手しごと 東京都世田谷区等々力4-13-21(東急大井町線尾山台駅下車徒歩3分)

| 指出有子 | お知らせ | 07:30 | - | - |
光原社「資料室」

盛岡の光原社には、通りに面したお店の奥におしゃれなカフェで知られた「可否館」など、さまざまな建物が点在します。

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その一つ「資料館」は、光原社が集めてきた芹沢げ陲虜酩覆籠酩鉄器などが展示されていて、
なかでも、かつて光原社に滞在して絵付けをしたという鈴木繁男の漆器が目を引きます。

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久野恵一さんが「字を書かせても、絵を描いても、完成するものは超一級品だった」(『日本の手仕事をつなぐ旅』うつわ 
という鈴木繁男の漆絵の仕事がたっぷりと鑑賞できます。

その一つ、花を持つ童女を描いた角箱が目にとまりました。
幾何模様や花鳥をモチーフとしたうつわが多い中で、優しい表情の童女の姿にとりわけ目が惹きつけられました。

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鈴木繁男は雑誌『工藝』の表紙も手がけていて、その90号にも花を持つ童女を描いています。
90号は1938年9月発行です。

工芸 91.jpg

焼物の唐子模様が知られていますが、それとは違うようです。
岸田劉生が雑誌『白樺』の表紙を描いていた時期があり(1918-21年頃?)、そこには花を持つ童女が登場します。
墨と朱の2色の線で、あるいは黄も差してあったりしますが、髪を結った童女や、麗子と思われるおかっぱ頭の童女が、
手に花を持った優しい姿で描かれています。きっとそのイメージが引き継がれているのでしょう。

草花に囲まれた童女のアップもあります。
顔の前に小さな手に持った一輪の花が・・・すてきなデザインですね。

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| 大橋正芳 | いろいろ | 15:56 | - | - |
棕櫚箒製作舎の西尾さん

先日、和歌山県の棕櫚箒(シュロほうき)の作り手、西尾さんが来店してくれました。

 

先月メールで連絡をいただき、別件で東京に来るついでに

鎌倉の店を観たいということでしたが、

フォーラム会員の平野さん(鎌倉在住)が持っている箒の

修理もしたいとのこと。

店内のスペースで作業して頂くことになりました。

 

 

杭を打ち込んだり、箒の枝毛を切りそろえたり、毛の長さを調整したり。

非常に丁寧に作業をされていたのが印象的でした。

 

西尾さんは、自分が作られた箒一つ一つを常に気にかけています。

平野さんが手に入れた箒も、ご自身が作った箒で初めての修理だったそうで、

どうしても修理をしたかったとのこと。

 

今は人気でなかなか手に入りにくい西尾さんの箒ですが、

ホームページにもその作業工程が詳しく掲載されています。

西尾さんの箒作りへの熱意が伝わってきます。

ぜひご覧になってみてください。

 

http://shurohouki.jp/

 

 

| 久野民樹 | いろいろ | 15:24 | - | - |
“光原社”

盛岡「光原社」の店頭に据えられた行灯型の看板です。

DSCN5128.JPG

デザインは染色家の芹沢げ陝
芹沢が型染めと同じように型紙を彫り、それがこの看板の基になっていると思います。
文字が落ちないように枠につないだ線は型紙でいう「つり」で、それをデザインに活用しています。
文字とつりがいっしょになっている点がむしろ見どころ。
型染めで新しい世界を切り開いた芹沢の、まさに真骨頂です。

昨年7月の愛媛スタディツアーでお昼をいただいた松山「すしまる(すし丸)」の看板。
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東京・日本橋「ざくろ」の看板。
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8月に開催された「公開フォーラムin岩手」は盛況で、成果はこのブログにもたくさん報告されました。
開催から1月以上が過ぎて、さすがに季節外れの感じもしますが、
写真を整理しながら思い出したことなどを書き留めます。

| 大橋正芳 | いろいろ | 12:22 | - | - |
2018年「日本の手仕事カレンダー」発売!!

手仕事フォーラム「日本の手仕事カレンダー」、2018年版が発売中です。

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(画像はもやい工藝より)

おなじみ、小田中耕一さんの型染めによるカレンダーは、来年もまた見事な出来栄えです。
すでにホームページでお知らせしてます。
→ 手仕事フォーラムホームページ
また、手しごとやもやい工藝、各地の工芸店でも扱っていますので、ご覧いただき、お求めください。

お早めに!!

 

| 大橋正芳 | お知らせ | 05:54 | - | - |
“世田谷で日本中の美しい手仕事良品に出合い、買う”

阪急交通社のブログ「たびこふれ」に尾山台の手しごとが紹介されました。

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写真:ブログ「たびこふれ」より

ブログ「たびこふれ」は、国内外の観光、世界遺産、絶景やグルメなどを紹介する“旅の玉手箱”。
10/2、「東京」を紹介する記事として手しごとが取り上げられました。
タイトルは「世田谷で日本中の美しい手仕事良品に出合い、買う」
https://tabicoffret.com/article/73227/

「化学素材の工業製品、使い捨ての大量生産品があふれる現代の日本に、いまだ健やかで心安らぐ手仕事の日用品が多く存在している。初めて店を訪ねた人はその事実にきっと驚くのではないでしょうか」
と、手しごとについて紹介してるのは、「たびこふれ」ライターの一人久野康宏さん。
そう、Kuno×Kunoのあの久野康宏さんです。
久野さんは8月に手しごと開かれた「星耕硝子 伊藤嘉輝の仕事」の会期中に取材。
手しごとについて、お店の役割と扱う品々の魅力をていねいに紹介しています。
久野さんの写真もまた魅力的・・・どうぞご覧ください。


 

| 管理人 | お知らせ | 08:44 | - | - |
名物と手仕事〜盛岡「くるみクッキー」〜

食べる度に「幸せ〜」と言葉が出るほど、大好きな味です。

盛岡帰りの久野恵一さんからお土産にいただいたこともあるので、グルメな久野さんもお好きだったのでしょう。

盛岡、『民藝の聖地』光原社さんで販売されている横沢パン店さん製造のくるみクッキーです。

キャラメルにくるまれたくるみを柔らかめのクッキーではさんであり、優しく自然な甘さです。

素朴な味なのですが、滋味という言葉が合う、山の恵みに感謝したくなる美味しさです。

パッケージのデザインは小田中耕一さんで、とても愛らしい樹の模様の箱と、馬のモーリオの説明書が付いています。

先日の盛岡フォーラムで自分用に買ってきて、ちびちび食べていましたが、とうとう最後の1個になってしまい、記念撮影。

わたなべ木工さんのけやきのパン皿に乗せ、懐紙を引いて、ちょっとお上品にいただきます。

くるみクッキーの美味しさと、木の温もりがお互いを引き立たせる組み合わせに感じます。

あぁ、食べ終わってしまった・・・と悲しくなりますが、お土産に差し上げた人から「あまりに美味しかったので取り寄せたわ!」というお話を聞いて、お取り寄せもできると最近知りました。

とは言え、『聖地』は、目にするものすべてが学びになる、空気ごと素敵な場所なので、それを感じるためにも、たまには直接買いに行けるぐらいのフットワークの軽さを持っていたいものです。


 
 

| 瀬部和美 | つかう | 06:00 | - | - |
民藝と珈琲/手しごと

日ごとに秋めいてきました。
そろそろ温かい珈琲が恋しくなる頃です。
好きな器でのむのはまた格別ですよね。
「手しごと」では、今年も珈琲の時間を楽しく豊かに過ごすための器を、
瀬戸、丹波、山陰、九州、沖縄など各地から集めました。

珈琲と民藝チラシ.jpg

会期中の土日祝は、武蔵小山・アマメリアエスプレッソさんの
おいしい自家焙煎珈琲を、民藝の器と一緒にお試し頂けます。
お散歩がてらに、どうぞごゆっくりと過ごしにおいで下さい。
[ 10/7(土)・8(日)・9(月)・14(土)・15(日) ]

【会期】10/7(土)〜10/16(月) 火曜定休 11:00〜19:00
【場所】手しごと 東京都世田谷区等々力4-13-21(東急大井町線尾山台駅下車徒歩3分)

| 山藤香織 | お知らせ | 12:12 | - | - |
苗代川の口付き徳利の修理

もやい工藝の表札修理と平行して、苗代川の口付き徳利の修理を行いました。
この徳利は昔の物で、その形、上がり、雰囲気どれを採っても素晴らしい作品です。苗代川を代表する小品と言って良いでしょう。久野さんがこの作品の再現を苗代川に依頼していたと聞きました。
しかし、残念ながらこの作品は頭頂部が細かく破損しています。今回、その修理を致しましたので、以下に写真で修理の様子をご紹介します。
まずは、破損の状況です。頭頂部がこなごなに割れて、このままでは鑑賞に堪えません。
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修理に不要な部分をマスキングします。
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麦漆で破片を接着し、テープで圧着します。
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麦漆が乾いた後に、圧着したテープのみを剥がし、接着面、空間があれば漆を充填していきます。
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金継ぎの最後は、朱漆を塗り、金を蒔きますが、この作品は黒の流しが、漆の漆黒に近いため、呂色漆で仕上げをしました。
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完成した姿です。美しい姿です。
なお、この作品はもやい工藝で見ることが出来ます。
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| 横山正夫 | いろいろ | 08:01 | - | - |
もやい工藝の表札修理
もやい工藝の表札は小石原の名工太田熊雄さんが製作し、久野恵一さんに贈った物です。小石原の特徴をよく表し、また、熊雄さんの流れるような筒書きで「久野」と描かれています。このもやい工藝の顔とも言える表札が落下により破損してしまいました。その原因は表札を柱に止める凹部が破損したためです。元々陶器の凹部だけで表札を柱に取り付けることに無理があったものと思われます。
そこで、この表札の修理とともに、柱に取り付けても落下しない工夫が必要となりました。
以下に、この表札の修理と取り付け金具の製作を写真でご紹介します。

ますは破損の状況です。
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次に、金継ぎを行うに当たり、不要部分をマスキングします。これをしないと漆が着いた場合、後でこれをとることができず、そのまま残ってしまうからです。なお、接着面に接する部分とテープマスキング部分の間はボンドを塗ってマスキングしてあります。
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麦漆で接着し、テープで強く締めます。
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麦漆が乾いた後に、接着面のテープだけ剥がします。この状態で接着面に漆を盛り上げ、接着面を整えます。通常の金継ぎですと、最後に朱漆を接着面に塗り、金を蒔きますが、この表札の場合、漆の茶色のままの方が作品に相応しいと考え、あえて金を蒔いていません。
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完成した表札です。
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次に、完成した表札を柱に取り付けるための金具を作りました。ロウ付け、ネジ止めで制作してありますので、落下の心配はないと思います。
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今後は、落下破損することなくもやい工藝・久野邸の玄関を飾ってくれることを願っています。
| 横山正夫 | いろいろ | 07:40 | - | - |
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