手仕事フォーラムblog

手仕事フォーラムのメンバーが、日々発見した事や物をお届けします
今年の日本手仕事展

8/4(金)から8/13(日)まで、新宿のBEAMS JAPANで恒例の日本手仕事展が開催されています。

休日の夕方に伺ったところ、多くのお客さんがペリカンピッチャーや小鹿田のお皿など、商品を手に取りじっくり見ておられました。

(店内風景は、お店の方に許可を得て撮影させて頂いたので、お客さんが写っていません。)

 

手前は熊本・小代焼、奥の棚左側はこの度の九州北部豪雨に見舞われた福岡・東峰村の小石原焼など、各地の手仕事が数多く取り揃えられていました。

 

日本手仕事展は、8/11(金)からはビームス神戸で開催されます。

http://www.beams.co.jp/news/531/

 

お近くの方はぜひ足を運んでみられてはいかがでしょうか。

| 笹尾恵 | お知らせ | 16:29 | - | - |
民藝の実践

手仕事フォーラムの目的に、よりよき手仕事を探し、育て、これを次の世代に残すことがあります。この活動はプロデューサーの立場であるとともに、手仕事の品を使う実践者であらねばならないことを意味します。幾ら理論を振りかざしても、理論だけで、良き手仕事の品を次代へ引き継ぐことは出来ません。実際に手にとって使うことにより、生産量が上がり、その中から淘汰され良き物が次代に引き継がれるのです。

先日、松本を旅し、久野恵一氏が長年にわたり食器類を納めていた蕎麦店で昼食をとりました。その店の食器は現代の手仕事の品でありながら、日々の使用と年月の経過で昔の物をも凌ぐ美しさをはなっていました。

以下に写真でご紹介しますが、店の雰囲気、食器の美しさ、まさに久野恵一氏が目指した民藝の実践がここにあったのではないかと感じました。

 

店内の様子です。何か不思議に感じませんか?

普通なら壁に額等が掛かっていますが、この店の壁にはなにも掛かっていません。女将に聞くと額はまがるのが嫌だからと言っていましたが、余白の美とも言えるシンプルこの上ない中で美しい食器に出会える幸せを感じました。

 

黄瀬戸の食器類と壺屋の赤繪小皿です。

 

黄瀬戸の石皿に自家製のお新香を載せて。よく使い込まれた石皿で、昔の石皿と並べても負けない美しさがあります。

 

つゆ入れ、蕎麦猪口、蕎麦ざる・・・すべてが調和しています。勿論、蕎麦は美味です。

 

蕎麦のお替わりはこの瀬戸の大皿で供されます。所謂牡丹刷毛です。

 

出西の醤油差し、黄瀬戸の小物です。いずれも最高の上がりです。

 

 

最後に供されるそば湯も出西の土瓶です。おなじみの丸紋と黒?薬の物です。いずれも上がりが素晴らしく、久野さんが特に撰んで最上の物を届けたと思われます。
| 横山正夫 | いろいろ | 09:36 | - | - |
夏の尾山台
今日は自由が丘で手仕事フォーラムの運営会議。
その前に、尾山台の手しごとをのぞいてみました。

駅からの数分で汗だくに・・・店に入るとエアコンが効いていて、
山藤さんがさっと冷たいお茶を出してくれて、一息つきました。

手しごとは、「夏の器と型染め」展が終わり、
19日からはじまる「星耕ガラス・伊藤嘉輝の仕事」展の間ですが、
店内は型染めののれんや手ぬぐい、ガラスのうつわなどが充実しています。
店の隅々にも目が行き届いていて、しばし暑さを忘れるひとときでした。

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小田中耕一さんが文字をつくった「全国フォーラム in 岩手」のポスタが貼ってあります。
運営会議は、今月の25日に迫った岩手フォーラムの運営や、SILTA次号の内容などが議題でした。
 
| 大橋正芳 | いろいろ | 23:19 | - | - |
星耕硝子・伊藤嘉輝の仕事/手しごと

この夏も、尾山台・手しごとで「星耕硝子・伊藤嘉輝の仕事」を開催します。

なお、初日の8/19には、伊藤さんのギャラリートークを行います。



秋田県大仙市の小さな工房で、日々まじめに作り続けられる着実な手仕事。
新作のスープ皿、蓋付のピッチャー、保存瓶のほか、
燭台、コンポート、大きめの蓋物など、いろいろとご紹介します。

日時:2017年8月19日(土)〜 8月28日(月)
会場:手しごと → 星耕硝子・伊藤嘉輝の仕事
◎初日、8/19(土)は伊藤嘉輝さんが在店します。

ギャラリートーク:8/19(土)15:00〜16:00 
参加ご希望の方は、電話(03-6432-3867)かメールフォームよりお申し込み下さい。

| 管理人 | お知らせ | 06:32 | - | - |
絵付けと器のバランス

たまに、実家に帰る途中で電車を乗り換え、鎌倉のもやい工藝へ寄ることがある。

結果として、実家で使う器などにも少しずつ手仕事の物が増える。

以前、宮城正享さんの小皿が目につき、普段の仕事とは随分と違うぺらぺらな薄さながらも、

魅力的な絵付けと強い焼きあがりに魅力を感じて買い求めました。

さて、面白半分に親に使わせて感想を聞いたところ、模様からすると重そうな印象だが、

持ってみると意外な軽さなので違和感があるとのこと。

物の善し悪しなどには全く頓着のない人ながらも、

そのくらいの違和感は分かるものかと思いました。

 

さて、こちらは、もやい工藝で撮らせてもらった宮城さんの大きめの皿。

堂々とした骨格のある器に、豪快に唐草が描かれており、バランスも良くとても魅力的です。

 

持っていると手が疲れる。

轆轤さばきの上手さがあって生きる生命力みなぎる沖縄の模様です。

| 中村裕史 | みる | 19:12 | - | - |
松山・ロサの可愛い店員さん

松山の工藝ギャラリー「ロサ」で、中学生が2日間の職業体験をしたそうです。
(未来のつなぎ手・・・・・期待してしまいます)
素敵なお話でしたので、ロサの門田真記子さんの許可を得て、ブログから全文をご紹介します。

ロサブログ

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先日、興居島の中学生がお店に職場体験に来てくれました。
誰に言われたでもなく、自分で行きたいお店を探したらロサだったと聞いて、
断らなくて良かったなと思いました。
作ることやインテリアに興味があるということだったので、
お店で扱っている手仕事のお話や展示替えをしてもらったり、
ちょうど入荷したユーゲのジャムのラベルを作ってもらったりしました。
それ以外は一緒に本を読んだり、おしゃべりしたりで、
ちゃんと職場体験になったかは不安ですが、2日間私はとても楽しかったです。
将来の夢の話を聞いていると、何故か自分がわくわくしてしまいます。
とても可愛くて素敵な女の子でした。

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ユーゲのジャムは、和歌山の青梅ジャム、プラムジャム、
長野の杏ジャム、美生柑ジャム、の4種類入荷しました。
夏のジャムです。          

2017年7月29日(土)

| 大橋正芳 | いろいろ | 09:28 | - | - |
夏のうつわ/秋月
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白や青の陶磁器を中心に、夏に向けた手仕事の器を揃えました。
工藝店「秋月」の裏を流れる川のせせらぎに涼を求めて、ぜひお立ち寄りください。

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夏のうつわ
期間 2017年8月2日(水)〜8月14日(月)
時間 10:00〜17:00(火曜定休)
場所 秋月 福岡県朝倉市秋月野鳥704-3
電話 0946-25-1270
| 管理人 | お知らせ | 05:50 | - | - |
十字絞り

絞り染に「十字絞り」と呼ばれるものがあります。
まさに、“十字”の模様が染め出された美しい絞り染です。

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世界中に、時代を超えて、さまざまな絞り染がつくられてきました。
例えばインドには、薄い絹や木綿に精緻でカラフルな模様を染めた絞り染があり、
アフリカには、素朴な木綿地に力強い模様が染められた藍染の絞り染があります。

モンゴルやチベットには十字模様を染めた特徴的な絞り染があり、
それはウールの厚地の織物やフェルトに絞り染が施されています。
遊牧民は、精緻な仕事ができない厚い生地に、それでも美しい模様を求め、
そこに祈りを込めたかのような十字絞りを生み出した・・・のかも知れません。

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赤と藍色の濃淡の縞模様が織り出されたウールの綾織。
白と黄色の無地の部分に、赤と藍色の十字がくっきりと染められています。
敷物でしょうか、幅30センチほどの織物をつなぎ合わせた重みのある十字絞り。
衣類にも使われてきたようです。

| 大橋正芳 | いろいろ | 05:34 | - | - |
山内さんの確かな技術と確かな素材

先日、尾山台手しごとの「夏の器と型染め」展へ行ってきました。

山内武志さんののれん「夏の器と型染め」から

山内さんの仕事を久しぶりにゆっくりと見てきました。

染めの技術の高さは無論のこと、使われている布そのものにも興味をそそられます。

 

裏側を見ても味わいがあって面白い。

 

一昨年だったと思いますが、手仕事フォーラムのスタディーツアーで工房に伺い、

型染めの詳しい説明を受けて実際に体験をさせていただいた際に、

もう一度、職人人生をやっても十分まかなえる布のストックがあると仰っておられたのを思い出しました。

実際にすごい布の山でした。

この布の山から選りすぐった素材に染め抜かれているのでしょうか。

腕を振るえる素材があっての仕事だと思いました。

 

| 中村裕史 | みる | 17:25 | - | - |
使って復興、載せて復興「小鹿田焼」〜坂本浩二さんの尺皿〜

既にお知らせのとおり、今回の九州北部地方の豪雨災害で、小鹿田の集落も大きな被害を受けました。

手仕事フォーラムでは、「小鹿田支援募金」を引き続き受付しております。

農作物の産地などへの支援として「食べて復興」というのがあります。

小鹿田皿山の支援するためには、「使って復興」だと思います。

小鹿田の復興を待ち望んでいる人たちの思いを現わすには、使い続けることが大切です。

また災害の報道で、初めて小鹿田という焼き物の里のことを知った方もおられるのではないでしょうか。

その方たちに小鹿田焼の魅力が届いて、新たなファンになってもらえるように、「使って復興」「載せて復興」として、私たちも様々な情報を発信していきたいと思います。

今日は、帰省中の家族が加わって大人数のため、普段使わない坂本浩二さんの尺皿を出してきました。

化粧土の白さと釉薬の美しさ、曲線模様の美しさ、そして飛び鉋、小鹿田の美しさが集まっている素晴らしいうつわです。

復興を願う思いが届きますように。

| 瀬部和美 | つかう | 21:41 | - | - |
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